現行Sクラスクーペの小型版とも言うべき、瀟洒なリヤスタイルで登場したCクラスクーペに、早くもカブリオレモデルが上陸。Cクラスとして初のオープンモデルである『Cクラス・カブリオレ』は、セダン、ワゴン、クーペと同等の快適性や安全性を備えながら、専用開発された『アコースティックソフトトップ』により、高い遮音性と耐候性を備えているという。
Cクラス・カブリオレに用意されるグレードは、1.6リッター直4ターボのC180カブリオレ・スポーツ、同2.0リッターのC300 カブリオレ・スポーツ、そしてメルセデスAMGモデルとなるC43 4MATIC・カブリオレとC63Sカブリオレの4グレード展開となる。
アコースティックソフトトップは、ボディカラーに合わせた3色(ブルー、ブラック、ダークレッド)のソフトトップで、走行中でも50km/hまで開閉操作を許容し、約20秒で動作完了。メルセデスのオープンではお馴染みとなった、ヘッドレスト下部から温風を吹き出して首の周囲を確実に暖める『エアスカーフ』や、オープンドライブ時に室内への風の巻き込みを抑え快適性を向上させる『エアキャップ』も、C180をのぞき標準装備となる。
その他にも、Cクラス・カブリオレ専用に開発されたクライメートコントロールシステムは、トップの開閉状態に応じて制御され、ソフトトップが閉じている時は、Cクラス・クーペの場合と同様にクローズ状態での空調制御とし、オープン時には内気循環モードを停止させ、ステアリングホイールを握るドライバーの手が冷たくならないよう温風をあてるなど、カブリオレ専用のきめ細やかな制御としている。
全車、基本的には9速トルコンATとなる9Gトロニックを搭載するが、AMGモデルで3.0リッターV6ツインターボを搭載するC43 4MATICでは、367PS/520Nmのパフォーマンスに最適化された専用チューンに。さらに、AMG GTと同様の4.0リッターV8ツインターボを搭載するC63Sには、こちらもAMG GT同様のツインクラッチ機構であるAMGスピードシフトMCTのパワートレーンを採用する。
その他、安全運転支援システムの「レーダーセーフティーパッケージ」も全車に標準とし、価格は606万~1403万円となっている。