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30周年「ミチコ ロンドン コシノ」17年ぶりに日本でショー開催

2016年10月07日 23:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

バックステージ Image by: FASHIONSNAP
ロンドンを拠点に活動するデザイナーのコシノ ミチコが手掛ける「ミチコ ロンドン コシノ(MICHIKO LONDON KOSHINO)」が10月7日、30周年を記念し日本では17年ぶりとなるファッションショーをラフォーレミュージアム原宿で開催した。テーマは「HARAJUKU EXIT NO 5」。

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 「ストリートファッションは自分を主張すること。人ごみの中でも目に留まるスタイル、それこそがストリートファッション」と話すコシノ ミチコは、原宿ほどユニークでクリエーティブな街はなく、世界に発信していく価値があると考える。自分をストリート上でアピールしSNSで世界へと同時に発信する現代の原宿の若者からインスピレーションを得て、モデルはコシノが実際に原宿のストリートで出会ったアイコン達を起用。「HARAJUKU EXIT NO 5」は、コシノが「明治神宮前駅の5番出口を出た瞬間からファッションのスイッチが入る」ということから名付けられた。
 外国人の視点から日本を解釈したというコレクションでは、サムライを彷彿とさせるシルエットのワイドパンツや、忍者をイメージした口元まで覆うフードのパーカーが登場。最先端のテクノロジーも日本や東京のキーイメージということから防護服などにも用いられている高密度ポリエチレン不織布「タイベック」のボンディングや、熱圧着によって製作したTシャツやカットソーを発表したほか、スマートフットウエア「オルフェ(Orphe)」を着用したモデルによるダンスパフォーマンスを披露。80年代に発表したアイコン的作品である空気で膨らませるインフレータブルのコレクションを新たな素材やプリント技術で再構築したアイテムや、韓国発の「ノナゴン(NONAGON)」とのコラボレーションアイテムも登場した。「ノナゴン」とのコラボコレクションは、10月7日からラフォーレ原宿を皮切りに福岡と大阪で開催されるポップアップショップで世界に先駆け先行販売される。コシノは「気に入ったところであれば、また日本でショーを発表したい」と意欲的な姿勢を見せた。