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行定勲監督初のロマンポルノ『ジムノペディに乱れる』、釜山国際映画祭正式招待へ

2016年10月07日 19:21  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2016日活

 11月26日より公開される『ジムノペディに乱れる』が、21回釜山国際映画祭 ミッドナイトパッション部門に招待され、行定勲監督、板尾創路、芦那すみれ、岡本いずみがオープニングセレモニーに参加した。


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 現地日程10月6日から10月15日まで韓国・釜山で第21回釜山国際映画祭が開催されている。本映画祭がワールドプレミア上映となる本作は、〈45thロマンポルノリブートプロジェクト〉の一環で製作された作品で、今年で製作開始から45周年を迎える日活ロマンポルノが、行定勲監督のほか塩田明彦監督、白石和彌監督、園子温監督、中田秀夫監督ら第一線で活躍する監督陣による完全オリジナルの新作を28年ぶりに発表するプロジェクト。


 本作は、行定勲監督が切なく不器用な大人の愛を官能的に描いたラブストーリー。映画を撮れない日々が続く映画監督の古谷が、鬱屈とした気持ちを抱えながら、肌のぬくもりを求めて女たちの隙間を彷徨する一週間。仕事、名声、そして愛…全てを失った男が、辿り着いた先に見つけた大切なものとはーー。


 主人公の映画監督・古谷を芸人、俳優など様々な顔をもつ板尾創路。ヒロインには、本作が本格的な映画デビュー作となった芦那すみれ。BOMI名義でミュージシャンとしても活動している。もうひとりのヒロインには、NHK大河ドラマ「真田丸」の出演などで注目される若手女優・岡村いずみが抜擢されている。


 板尾と行定監督は、お互い別作品で参加した2009年の第14回釜山国際映画祭の際に初対面。そこから7年後に行定監督が初めて挑戦したロマンポルノ作品に板尾が主演し、初対面を果たした釜山映画祭のオープニングセレモニーに、今回、監督と主演として一緒に参加することなった。また、また、女優陣の芦那と岡村は今回が初めてのレッドカーペット登壇となった。


■板尾創路(映画監督・古谷役)コメント
行定監督と初めて会った釜山国際映画祭で、監督の作品の主演として一緒にレッドカーペットを歩くことができてうれしい。
行定監督を信頼しているし、監督のロマンポルノには、ロマンが描かれています。
明日の上映でどのような反応で迎えられるか楽しみです。


■行定勲監督 コメント
板尾さんと初めてお会いしたのは、ここ釜山映画祭。7年後、まさか監督と主演として一緒にレッドカーペットを歩くことになるとは思わなかった。初めてお会いした時、『板尾創路の脱獄王』と僕の作品『パレード』のプロデューサーが一緒で、プロデューサーを介してお会いした。この時、板尾さんは監督として参加されていて、今回の『ジムノペディに乱れる』の板尾さん演じる映画監督の古谷という男は、この時に出会った映画監督・板尾創路の印象も影響しています。
(明日ワールドプレミア上映されることについての感想)性に対する経験値の違いで映画の見方がかわると思う。
どのように捉えられてもいいのですが、映画を観て何かを持ち帰ってほしいです。


(リアルサウンド編集部)