2016年F1日本GPの金曜プラクティスで、トロロッソのダニール・クビアトは11位/14位、カルロス・サインツJr.は12位/10位だった。
■スクーデリア・トロロッソ
ダニール・クビアト フリー走行1=11位/2=14位
まずまずの金曜日だった。いい仕事をしたと思う。(FP1の終盤にギヤボックストラブルが起きて交換したため)FP2での走行は完全にスムーズにはいかなかったけれど、明日のFP3では通常の状況に戻るだろうから、他と比較した位置関係を見てみるよ。
予定していたとおり、タイヤに関するデータをたっぷり集めた。今、手にした大量の情報を今夜分析する。今日例のことが起きたから、今夜の夕食にはタコのお寿司を食べようかな!
カルロス・サインツJr. フリー走行1=12位/2=10位
難しい一日だった。鈴鹿のようなサーキットはセットアップとドライバーに対してとても厳しいんだ。それでも今日は走っていてすごく楽しめた。
鈴鹿を走る週末は、僕にとって一年の中で一番エキサイティングといっていいほどだ。1周1周、走るたびに毎回楽しんでいる。ショートランであろうとロングランであろうと、ただただファンタスティックなんだ!
今日一日には満足している。問題に見舞われることなくたくさんのラップを走り切ることができた。パフォーマンスの面から言うと、マレーシアとほぼ同じレベルだと思う。金曜日はうまくいったけれど、週末を通して同じレベルを保つのは容易ではないだろう。今日はトップ10内で終えることができて、すごくうれしい。土日もマシンのポテンシャルを最大限に引き出すため、全力を尽くしていく。
フィル・チャールズ(チーフレースエンジニア)
日本のファンが情熱的かつクリエイティブなことに感銘を受けている。
また、今日はダニールの元に“オクトパス(タコ)”が戻って来たことも私にとっては今日のハイライトのひとつだ。FP1で彼が無線でタコの話をしているのを皆さんも聞いたことと思う。(注:「うっとうしいタコが戻って来た! ちっちゃい赤ちゃんだけど」と叫んだ)
タコが彼の元に訪れたのは2014年のあるレースでのことだった。「クルマのフロントにタコがいるよ!」と彼が言うので、チーム内でかなりの混乱が巻き起こった。レース後になってようやく、彼が何を言っていたのかが分かった。いくつかの長くて薄いタイヤマーブルがひとかたまりになって、コクピット上のアンテナに引っ掛かっていた。そのことを彼は言っていたのだった。