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MotoGP日本GP特集:参戦メーカー紹介ホンダ編/現在ランクトップ。もてぎ2連覇なるか

2016年10月07日 17:31  AUTOSPORT web

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レプソル・ホンダ・チーム
■レプソル・ホンダ・チーム
 日本のバイクメーカー、ホンダのファクトリーチーム。メインスポンサーのレプソルは、スペインの大手石油メーカーだ。

 世界GPにおけるホンダファクトリーへのサポートは500cc時代の1995年に始まった。今年で22年目という長いパートナーシップ関係を継続しており、その間に同チームは最高峰クラス(500cc/MotoGP)で12回のライダータイトルを獲得している。

 2002年以降のMotoGPクラスでは、ライダータイトル6回、マニュファクチャラーズタイトル8回、チームタイトル7回を獲得。マシンはV型4気筒エンジンをアルミツインスパーフレームに搭載したRC213V。ライダーはマルク・マルケス、ダニ・ペドロサのスペイン人コンビ。

■マルク・マルケス
 1993年2月17日生まれ(23歳)、スペイン出身。2008年、15歳で世界グランプリ125ccクラスにフル参戦。3年目の2010年にシーズン10勝を記録してチャンピオンを獲得する。

 2011年よりMoto2クラスにステップアップ。2012年にはチャンピオンを獲得し、2013年にMotoGPクラスにステップアップすると、MotoGPクラスの最年少優勝記録、最年少ポールポジション獲得記録を更新し、参戦1年目で最高峰クラスのタイトルを獲得する。

 2014年には18戦13勝の圧倒的強さを見せて、MotoGPクラスを連覇。2015年はランキング3位に終わったものの、今シーズンはアラゴンGP終了時点でチャンピオンシップをリード、タイトル奪還をめざしている。

 もてぎのMotoGPクラスでは優勝経験はないものの、2013年、2014年と2位入賞を経験している。一発の速さ、マシンコントロールの巧みさでは現役ナンバーワン。その速さがときとして限界を超えて転倒につながることもあったが、今シーズンはタイトル争いを優先する走りも見せるようになった。

■ダニ・ペドロサ
 1985年9月29日生まれ(31歳)、スペイン出身。スペイン人ライダー育成プログラムの第一期生として、1999年、2000年にCEV(スペイン選手権)125ccクラスに参戦。2001年に世界GP125ccクラスにフル参戦を開始し、3年目の2003年にチャンピオンを獲得する。

 2004年に250ccクラスへステップアップすると、2004年、2005年と連覇を果たし、2006年にレプソル・ホンダからMotoGPクラスにステップアップ。参戦初年度に2勝を記録。今年でレプソル・ホンダのライダーとしては11年目の在籍となる。

 2007年、2010年、2012年にはランキング2位を獲得するなど、常にランキング上位を争っているが、まだ最高峰クラスでのタイトル獲得はかなっていない。

 もてぎのMotoGPクラスでは3勝を記録している。小柄な体格ながら、一発の速さには定評があり、マシンセットアップ、タイヤとのマッチングが決まったときは手のつけられない速さを見せる。