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ジョエル・エドガートン初監督作『ザ・ギフト』、ジェイソン・ブラムが製作秘話明かす

2016年10月07日 15:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『ザ・ギフト』(c)2015 STX Productions, LLC and Blumhouse Productions, LLC. All Rights Reserved.

 ジョエル・エドガートン初監督作『ザ・ギフト』より、製作を務めたジェイソン・ブラムのコメントが公開された。


参考:ジョエル・エドガートン長編初監督作『ザ・ギフト』予告編、“ギフト”が次第にエスカレート


 本作は、『エクソダス:神と王』『ブラック・スキャンダル』などの出演作で知られるエドガートンが、『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』などを生み出したプロデューサーのブラムとともに製作したサイコスリラー。夫の同級生と名乗る男ゴードから“ギフト”を受け取り始めた夫婦サイモンとロビンが、徐々にエスカレートしていく“ギフト”に違和感を覚え、やがて恐ろしい真相に辿り着く模様を描く。サイモン役を『ディス/コネクト』のジェイソン・ベイトマン、ロビン役を『トランセンデンス』のレベッカ・ホール、ゴード役をエドガートンがそれぞれ演じている。


 ブラムは主人公のサイモンやくにベイトマンを起用した理由について、「親しみがあって、誰の身近にもいそうな俳優を選んだ」と明かし、「彼はコメディ俳優として有名だが、こういったスリラー映画でも素晴らしい演技をみせてくれたよ」と彼の演技を称賛した。


 製作にあたっては、エドガートンと話し合いながら、誰もが登場人物の立場に立たされる可能性があることをまず第一に考えたと言い、「この映画は典型的なホラー映画ではないけれど、ホラー映画の魅力は観客が自分を作品の中の登場人物に投影できるかどうかで決まる。物語に引き込まれた観客は、話が悪い方向に進んだ時ドキッとするのさ」とコメント。


 さらに、「サイモンとゴードにはある過去の出来事が共通している。その場では大したことではないと思っていたとしても、後になって振り返ると残酷な行為だと気付く。それが映画の後半になって明らかになるのだが、映画自体が序盤の印象とは全く異なるものに見えてくるんだ。この真実こそが観客にとってのギフトになる仕組みなんだよ。是非、受け取って欲しいね」と本作の魅力を語った。(リアルサウンド編集部)