マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、今季抜群のスタートダッシュを決めていることに注目されている。このテクニックを生かし、日本GPでも入賞を狙っていく。
今年、アロンソが毎戦のように見事なスタートを決めていることに関し、日本GP木曜記者会見において、「この5戦を合わせると、オープニングラップだけで29位もポジションを上げている」と指摘され、「これを可能にしているのは経験なのか、本能なのか、単にリスクを冒しているだけなのか」という質問がなされた。
「そのすべてだと思う。ポジションを挽回するために、ターン1へのラインを選ぶことがある。右に行くか、左に行くかだ。でも自分の前で何が起きるかは分かりようがない。つまり、多少は運が必要ということだね」とアロンソ。
「でも、僕はF1で16年走っている。その間に数えきれないほど順位を上げてきた。毎年運だけでそれをやってこられたわけはない。プレイステーションで最後尾スタートをたっぷりやれば、いい練習になるかもね!」
今回搭載するホンダの新スペックのエンジンに関しては、パフォーマンス面というより信頼性向上を狙ったものだとして、「このエンジンはパワーの面では(前の仕様と)全く変わらない。このエンジンでベストを尽くす」と語った。
アロンソは日本GPに関し「週末をいい形でスタートして、そこから改善していきたい。この数戦はパッケージを最大限に活用してきたから、チームにとってふたつめのホームレースでポイント獲得を果たせたら最高だね」と述べている。