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ペレス、フォース・インディアF1との契約延長は1年のみ。「2018年の可能性を見極めたい」

2016年10月07日 07:41  AUTOSPORT web

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2016年日本GP木曜 セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
セルジオ・ペレスは、フォース・インディアとの契約を1年延長するだけにとどめ、2018年F1シーズンでのチーム選択の余地を意識的に広げたことを明らかにした。

 数カ月に及ぶ協議の後、マレーシアGP終了後にペレスはようやくフォース・インディアとの契約を締結したことを確認した。しかし彼はこの契約が2017年の間だけで、それ以降に関する確定的なオプション契約は含まれていないと明言した。2018年にどのような選択肢があるか様子を見るためだという。

「(2017年には)新世代のルールが適用されるので、僕としては、動き回るのではなく、何よりも多少の安定が欲しかった」とペレスは言った。

「僕にとっては忠誠心も大きな理由だ。このチームはいつも僕に良くしてくれているし、僕のキャリアをいいものにしてくれているから」

「でも契約は1年の延長、それ以上ではないのは間違いない。僕は来年自分たちがどの位置にいるか、そして将来的に何が可能かを見極めたいんだ」

 彼の多数のスポンサーたちとチームとの交渉は予想以上に長びき、合意に至らないのではないかと思ったこともあったと、ペレスは言う。

 来年の交渉の遅れに苛立たされたペレスは、2018年の交渉に向けて、今後契約の形式を変更する必要があると考えている。

「気持ちを(レースに)集中させられなくなってきた」とペレスは言った。

「何が起こるのか定かではなく、冗談抜きに交渉がまとまらないんじゃないかとまで考えるようになった」

「僕の契約は他と比べて複雑だから、とても時間がかかった。この3カ月の長きに渡って、自分の将来が全く見えない状態で過ごしていたんだ」

「ベストの状態だったとはいえないけれど、でも最終的にはそういう状況にうまく対処できたと思う。噂や不確実な将来について気持ちの折り合いがつけられるようになった」

「だから将来的には僕たちは契約を分けるようになるかもしれない。ドライバーとしての僕の契約と、僕のスポンサーたちのスポンサー契約にだ」

「これまで、そして来年いっぱいについては、契約はそのふたつが関連づいていた。将来、それを分けることができれば、もう少しうまくことが運ぶようになるだろう」

 ペレスは、こうした調整には、まだ議論の必要があると認めた。

「僕たちはひとつのグループで、どこへ行くのも一緒だけれど、将来的にはみんながもっと楽になると思うよ」と彼は付け加えた。

「とはいえ、とどまりたいか、それとも他の可能性を探すかの最終決定権は依然として僕が持つだろうね」