トップへ

BMW3シリーズGTに新エンジン搭載。セダン&ツーリングにも318i追加

2016年10月07日 01:01  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

新型「BMW3シリーズ グランツーリスモ」Mスポーツ
5シリーズから導入され、ライバルもこぞって参入した“クーペのスタイリッシュさとワゴンのような多目的性”を兼ね備えたクロスオーバー・モデルのジャンル。その中で、2013年にBMWの中核モデルである3シリーズの新たなモデルファミリーとして加わった『BMW3シリーズ グランツーリスモ』がLCIを受け、10月1日より発売が開始された。

 新型BMW3シリーズGTは、新世代のコロナ・リング・デザインを採用し、夜間走行時にスポーティかつ特徴的な4灯デザインのアダプティブLEDヘッドライトに加え、LEDフォグ・ランプ、LEDリヤ・コンビネーション・ランプを新たに標準装備。

 その他のエクステリアでは、エレガンスとダイナミズムのふたつの個性を際立たせる『Luxury』と『M Sport』を設定。『M Sport』では、前述の新デザインライトに加えてさらに専用グレー塗装の19インチMライト・アロイ・ホイール、スポーティさを強調するBMW M Performanceブラック・キドニー・グリルを装着し、精悍なマスクとしている。

 インテリアでは、センターパネルにハイグロス・ブラック仕上げを施し、エアアウトレット周辺部にはクロームアクセントを追加。『M Sport』モデルでは、洗練された室内空間を強調するアッシュ・グレイン・インテリア・ウッド・トリム(インレイ付)、スポーティかつ美しいコックピットを演出するBMW M Performanceステンレス・スチール・ペダル/フットレストを、新たに標準とした。

 最大の改良点は刷新されたパワートレーンで、エンジンは現行のモデル・ラインナップに随時更新されている新世代のモジュラーエンジンのうち、2.0リッター4気筒直噴ターボを搭載。最高出力184PS、最大トルク270Nmを1350-4600rpmの間で発生するフレキシビリティの高さが特徴で、省燃費性能もJC08モードで15.4km/リッターとなりエコカー減税対象モデルとなっている。

 価格は『Luxury』が633万円、8速スポーツATとなる『M Sport』が639万円で、歩行者検知機能付きの衝突回避・被害軽減ブレーキ、前方の車両との車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行うアクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、車線逸脱警告システムや接近警告、衝突回避・被害軽減ブレーキなどをパックにしたドライビング・アシストが、全車に標準装備となる。

 また新型3シリーズGT発売の同日には、同じファミリーの3シリーズ・セダン&ツーリングに、モジュラー・エンジンの末っ子である1.5リッター3気筒直噴ターボを搭載した『318i』を追加。318i SEでは409万円からという魅力的な価格設定としている。