FIA国際自動車連盟は6日、11月17~20日に開催されるF3マカオグランプリのエントリーリストを発表した。総勢27台のエントリーがあり、今季もヨーロピアンF3勢を中心に、全日本F3勢が挑む構図となっている。
かつてはアイルトン・セナやミハエル・シューマッハーが勝利を飾り、F1へとステップアップしていった“F3世界一決定戦”と言えるF3マカオグランプリ。今季はFIA F3ワールドカップとしても開催されることになっており、まさに“世界一決定戦”の様相を呈している。
ヨーロッパ勢では、多くの名門F3チームから多くの実力派ドライバーが参戦する。今季タイトルを獲得したランス・ストロールの名はないが、ランキング2~4位のマキシミリアン・ギュンター(プレマパワー)、ジョージ・ラッセル(ハイテック)、15年全日本F3王者のニック・キャシディ(プレマパワー)らが名を連ねる。
また、2014~15年にマカオ連覇を飾ったフェリックス・ロゼンクビスト(プレマパワー)や、11年覇者で現在はDTMに参戦するダニエル・ジュンカデラ(ハイテック)といった名も。その他にも、今季ヨーロッパで勝利を収めたドライバーたちが数多く参戦する。
一方、今季激しい戦いが展開されてきた全日本勢は6名が参戦する。これまでマカオで華々しい成績を収めてきたトムスからは、今季全日本ランキング3位の坪井翔の1台のみのエントリーとなっている。一方、悲願のチャンピオンを獲得した山下健太は、東名エンジンを使用するイギリスのスリーボンド・ウィズTスポーツから参戦することになった。
また、B-MAXレーシングチームからは、今季ランキング2位のヤン・マーデンボローと、16年はスポット参戦ながら2勝を飾った佐々木大樹が参戦する。また、今季シーズン途中から参戦を開始した中国人ドライバーのイェ・ホンリーも参戦。3台が揃った。B-MAX勢はシーズン同様、フォルクスワーゲンエンジンを使用する。
さらに全日本勢では、今シーズン素晴らしい速さをみせつけ、ランキング5位を獲得した牧野任祐と戸田レーシングの参戦も明らかにされた。スーパーGT第7戦タイではGT500デビューも飾る期待の逸材が、マカオでどんな戦いをみせるのか楽しみなところだ。
2016 F3ワールドカップ マカオグランプリ エントリーリスト
J.マーデンボローGBRB-Maxレーシングチームフォルクスワーゲン佐々木大樹JPNB-MaxレーシングチームフォルクスワーゲンY.ホンリーCHNB-MaxレーシングチームフォルクスワーゲンL.ノリスGBRカーリンフォルクスワーゲンP.リー・チー・コンCHNカーリンフォルクスワーゲンJ.ヒューズGBRカーリンフォルクスワーゲンTBATBAカーリンフォルクスワーゲンA.シムスGBRダブルRレーシングメルセデスベンツTBATBAダブルRレーシングメルセデスベンツS.マクロードGBRフォーテック・モータースポーツメルセデスベンツF.ハブスブルグAUTフォーテック・モータースポーツメルセデスベンツG.ラッセルGBRハイテックGPメルセデスベンツD.ジュンカデラESPハイテックGPメルセデスベンツN.マゼピンRUSハイテックGPメルセデスベンツD.ベックマンDEUミュッケ・モータースポーツメルセデスベンツTBATBAミュッケ・モータースポーツメルセデスベンツTBATBAミュッケ・モータースポーツメルセデスベンツJ.エリクソンSWEモトパークフォルクスワーゲンN.カールFINモトパークフォルクスワーゲンG.チョウCHNモトパークフォルクスワーゲンF.ロゼンクビストSWESJMセオドール・レーシング・バイ・プレマメルセデスベンツM.ギュンターDEUSJMセオドール・レーシング・バイ・プレマメルセデスベンツN.キャシディNLZSJMセオドール・レーシング・バイ・プレマメルセデスベンツ坪井翔JPNチーム・トムストムス-トヨタ山下健太JPNスリーボンド・ウィズTスポーツ東名エンジンW-C.チャンMACスリーボンド・ウィズTスポーツNBE牧野任祐JPN戸田レーシング戸田エンジニアリングC.イルオットGBRファン・アメルスフールト・レーシングメルセデスベンツA.フバートFRAファン・アメルスフールト・レーシングメルセデスベンツP.ピケBRAファン・アメルスフールト・レーシングメルセデスベンツ