キャリコネニュースでは先月、クレーマーに対して外国人支配人が「お前は客じゃない。出ていけ!」と言い放ったエピソードを紹介し、大きな反響を得た。
そんな中、客は神様だと勘違いしている外国人客に対してLCCのスタッフが取った爽快な対応が10月4日にツイッターユーザーにシェアされ、ネットで話題になっている。
成田のLCCのカウンターで、持ち込み荷物が重量オーバーになった外国人男性が、追加料金を求められていた。男性は支払いをごね、「お客様は神様だよ!覚えておきなさい!」は発言したが、これにスタッフが「いいえ、神様じゃないです」と返したのだという。投稿者は「爽快だった。LCCで神様扱い求めんな」とツイートしている。
「安い店には安い客。とはいえ毅然とした対応は素敵です」
投稿者はプログラマをしているとう人物。このツイートは約5200件リツイートされ、トゥギャッターでもまとめられた。ネットでは、
「客は神様ではなく、ただの人間です。客のためにサービスを提供してくださる店(店員さんなど)が神様ではないでしょうか」
「逆に考えるんだ。疫病神はお客様ではないです」
「料金を払わなかったらお客様ですらないねw」
など、クレーマー客を批判する声が相次いだ。また、
「LCCでサービスの質を求めすぎだ」という声も。LCCは一般航空会社に比べると運賃が安い。しかしそれは、無料サービスを廃止したり、チケットカウンターの数を減らしたりしてサービスを落としているから可能なことを忘れてはいけないだろう。
「安い店には安い客。とはいえ毅然とした対応は素敵です」
「そもそも高いお金を払うのが嫌でLCC使ってるわけなんだから。神様な訳が無い。こういうのはどんどんやって欲しい!」
と、投稿者と同じようにスタッフを賞賛する声が出ていた。
「コンビニ店員に高級ホテル並みの接客求める日本が異常」
日本では「お客様は神様」という風潮が強く、サービスを提供する側は、たとえ単価が安くても客の要望を何でも聞くべきだ、という思いを客は持ちやすい。こうした風潮についてネットでは、
「コンビニ店員とかファストフード店員とかに高級ホテル並みの接客求めてる日本が異常だった。働く側も時給800円なら800円のクオリティで働くべき」
「格安宿のレビューとか見てても同様に思うけど、貧乏人ほど厚かましい奴多い気がする。相応のサービス求めるなら相応の料金払って相応に選択すればいいのに」
などの書き込みが見られる。確かに最低賃金に近い時給で働くコンビニ店員に対し、一流ホテルのような対応を求めるのはおかしい。店員が客から受けるクレームには理不尽なものが多く、接客業に従事する人たちからの愚痴はよくネットに書き込まれている。
「店側と客側どちらかが神様ってことはない。商売にしろ株にしろ、売り手と買い手いる取引に対して『対等』って言葉をみんな忘れてる」というコメントもあったが、店側も客側も、お互いに対等であることを忘れてはいけないだろう。
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