テック3・ヤマハのブラッドリー・スミスは、今月もてぎで行われるMotoGP日本GPで復帰するが、日本GPまでに100パーセントの状態までケガが回復しないと予測した。
スミスは8月に行われた世界耐久選手権(EWC)の最終戦オーシャスレーベン8時間耐久レースの練習走行中の転倒で膝の靭帯を負傷。以降3レースを欠場し、50日間バイクに触れず過ごしていた。
9月初旬に手術を受けたスミスは、現状のスケジュールでは100パーセントまで回復しないのではないかと予想している。
「僕はできることは何でもやってきている」とスミス。
「日本に行くまで今の治療法に従うつもりだ。医療チーム全員が僕が準備万端になるだろうと信じている」
「(回復の状態は)100パーセントではないだろうが、もし僕が走りたいなら走ることができる。今もっとがんばれば、もてぎが楽になるだろう。それは僕に多くのモチベーションを与えてくれる」
当初の予定では、今年中の復帰は難しいと考えられていたが、スミスは「それは全く受け入れられない考えだった」と語っている。
「頭ではそれを信じたくなかった。(MRIの)現実を理解したとき、少しは大丈夫だろうと思った」
「僕はリハビリが始まった瞬間からできる事は何でもやったし、僕の身体はよく応えてくれた。もし僕が最初に掛かった外科医の言う事を聞いていたら、今シーズンは終わりだったし、次の2月まで走っていなかっただろう」
「みんなのおかげでもてぎに戻れるチャンスができたことに感謝しているよ」