トップへ

『ナイト ミュージアム』シリーズのベン・スティラー、前立腺がんだった

2016年10月05日 13:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ベン・スティラー「実は2年前に前立腺がんと診断された」
映画『ナイト ミュージアム』シリーズで日本でもお馴染みのアメリカ人俳優ベン・スティラー(50)が、実は48歳の頃に前立腺がんと診断されていたことを告白した。本人もこれには非常に驚いたといい、「マジで怖かった」「今も定期的に検査を受けている」と語った。

コメディ俳優として人気が高く、50歳の今も俳優・監督・脚本家・プロデューサーなどとして、ハリウッドの第一線で活躍しているベン・スティラー。彼がこのほど『The Howard Stern Show』に出演し、前立腺がんと診断された当時をこう振り返った。

「思いがけないことだったよ。まさか“がん”だなんて。」
「はじめはどうなるのか…もうサッパリって感じだった。怖かったよ。何が起こるか予期できないから、映画の計画も立てられない。人生の何もかも停止しちゃったって感じだね。」

また今になってがんを公表した理由につき、ベンはこう説明している。

「話しておきたかったんだ。なぜなら(前立腺がんのスクリーニング検査である)PSA検査のおかげで命が助かったと感じているからさ。」

今はがんを克服しているベンは、「このがんは治ることが多いんだ」ともコメント。しかし診断が下った際には非常に慌て、同じ病気を克服した経験のある友人に電話をかける、また子供達に事実を伝えるなどし、めまぐるしい数日を過ごしたという。

「そう、ネットでがんにつき学ぼうとアレコレ調べて、(同じがんを克服したことのある)ロバート・デ・ニーロにもすぐ電話したよ。」
「子供には『対処しなくちゃならないことができた』と伝えたんだ。とても冷静に受け止めてくれたよ。」

この経験とがん克服を経て、ベンの人生観はガラリと変わったという。

「ああ、(こういう経験をすると)人生を有難いなと感じるようになるんだ。」
「今は半年ごとにPSA検査を受けているよ。がんができていないと確認するためにね。」

今は体調も良く、再び多くの映画で活躍しているベン。彼ががんを克服したと告白したおかげで、前立腺がんの検査を受ける人は必ずや増えるはずだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)