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スパイからの手紙/未払いのサラリーを巡り、ペレスとヒュルケンベルグが一致団結?

2016年10月04日 18:51  AUTOSPORT web

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「俺たち、初めて本気で協力し合ったかも……」「確かに」※会話はフィクションです
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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セルジオ・ペレス:チーム残留の裏にある噂
未払いのサラリーを巡りチームメイトと一致団結

■ペレス
 セルジオ・ペレスの行き先をめぐる様々な噂話に、ようやく終止符が打たれた。彼が来年もフォース・インディアに留まることが正式に発表されたのだ。

 ただ、そこへ至るまでには、もちろん公にはできない、いかにもこのチームらしい裏話があったようだ。

 マレーシアGPの週末、土曜の午前中に、ペレスとニコ・ヒュルケンベルグは一致団結して、ロバート・ファーンリーとオットマー・サフナウアーに話し合いを要求し、チームに対して最後通牒を突きつけた。

 遅配になっているサラリー(契約金の分割払い)が数日以内に支払われなければ、契約違反と見なして、2人とも今季限りでチームを去ると伝えたのである。

 ペレスに近い筋によると、彼らはいずれも7カ月前からサラリーを受け取っておらず、交渉が決裂した場合に備えてペレスは1年契約でハースへ、ヒュルケンベルグはルノーへそれぞれ移籍する段取りを整えていたという。ルノーのラインナップ発表が遅れている理由のひとつは、これだったのかもしれない。

 最終的には、彼らは日本GPまでにサラリーを支払うという銀行保証を示されて納得し、ペレスは新たな1年契約での残留、ヒュルケンベルグは2017年末までの現契約をまっとうすることになった。

スパイからの手紙はF1速報WEBで好評連載中。

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