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ニッサン/ニスモ ブランパンGTスプリントカップ第5戦レースレポート

2016年10月04日 15:31  AUTOSPORT web

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23号車ニッサンGT-RニスモGT3
スプリントカップの最終戦は11位 ブランパンGTシリーズ

ブランパンGTシリーズ – スプリントカップ 第5戦レースレポート

2016年10月02日

10月2日 バルセロナ(スペイン)

 2016年のブランパンGTシリーズ最終戦がスペインのバルセロナで開催され、ニッサンGTアカデミーチームRJNのNissan GT-R NISMO GT3が11位でシリーズを締めくくりました。

 年間10戦が開催されるブランパンGTシリーズ(スプリントカップ5戦、エンデュアランスカップ5戦)も最終戦となりました。今季5回目となるスプリントカップには、これまで同様2台のNissan GT-R NISMO GT3がエントリー。予選のQ1で#23 GT-Rの高星明誠がセッション4位となる好タイムを記録しましたが、Q2でライバル勢が高星のタイムを上回ったため、上位17台で争われるQ3にはわずか0.14秒差で進むことができず、予選レースは20位からのスタートとなりました。

 60分の予選レースでは、#23 GT-Rのスタートドライバーを務めたアレックス・バンコムがオープニングラップで13位と大幅なポジションアップに成功しました。その後、いったん12位まで順位を上げましたが、14位に後退して後半スティントの高星に交代。ピット作業を終えたGT-Rは11位でレースに復帰すると、高星はコンスタントなペースで走り、また、終盤に上位陣のアクシデントもあり9位でフィニッシュしました。

 予選レース終了後からわずか4時間のインターバルで、決勝レース(60分)が行われました。

 予選レースの結果から9位スタートとなった#23 GT-Rは、高星がスタート直後に7位にポジションを上げましたが、前方でのクラッシュを避けるためにタイムロスし、13位に後退。ピット作業で12位に順位を上げると、後半スティントを担当したバンコムが大きくペースを乱すことなく周回を重ね、終盤には上位のマシンがペナルティで後退し、11位でフィニッシュしました。参戦初年度となったスプリントカップでは苦戦を強いられるレースが多かったGT-Rですが、最終戦では予選レースでシングルフィニッシュし、決勝でも自己ベストリザルトを記録しました。

 シリーズ戦を戦い終えた高星は、「予選では、ニュータイヤでの走り出しと同時に手応えがあり、良いラップで4位を取れました。決勝では、スタートで順位を上げられましたが、不運な形で何台かに抜かれてしまいました。でも、この後チームが挽回してくれ、スプリント最高位の11位を取ることが出来ました。短距離戦は特に『ぶつかって当たり前』な感覚。その中で生き残るために少し強くなれたかなと感じます。今年全てが初めてで、チームやチームメイトのサポートが僕を支えてくれたことに凄く感謝しています。ファンの皆さまからの応援も嬉しかったです。あまり良い結果を残すことが出来ませんでしたが、確実に成長出来たと感じているので、これを活かせるよう来年以降ベストを尽くします」と海外GTレースのデビューイヤーを振り返りました。

#22 GT-Rは予選レースを29位からスタート。ここから24位に上がると、決勝レースで は23位でチェッカーを受けました。

以上