グリムというモンスターと少女たちの戦いを描いた、アメリカのRooster Teeth Productions(英語版)が制作したWEBアニメシリーズ『RWBY』。そのシーズン2である『VOLUME2』の公開初日舞台挨拶が新宿ピカデリーで行われた。
それに伴い、ルビー・ローズ役の早見沙織、ワイス・シュニー役の日笠陽子、ブレイク・ベラドンナ役の嶋村侑が登壇し、本作の魅力について語った。
『RWBY』は人類や獣人、動物そしてグリムと呼ばれるモンスターが共存する世界を舞台としている。そのグリムを狩るというハンターの養成学校である「ビーコン・アカデミー」に主人公のルビーが入学したことから物語は始まる。
ルビーは「赤ずきん」、ワイスには「白雪姫」、ブレイクは「美女と野獣」のベルという風にそれぞれヒロイン達には童話の主人公がモチーフに使われている。
そんな本作の第2シーズンが劇場で公開されるということで、早朝からの上映・舞台挨拶にも関わらず客席は満員。早見、日笠、嶋村が登場すると、客席からは大きな拍手が贈られた。ルビー役の早見は「食堂でみんなで戦うシーンが好き」と話し、食材を使ったバトルアクションシーンについて、全員がツッコミたいところを指摘、会話は盛り上がりを見せる。続けて日笠は「ジョーンがワイスに向けて歌を歌うシーンがとても印象的で、ワイスにそっぽを向かれているいつものジョーンっぽさがとても際立った」と話し、会場に笑いが起こった。さらに嶋村は「ブレイクがツヴァイ(ルビーの実家の犬)を怖がり2段ベッドの上に隠れるシーンがとてもかわいらしい」とそれぞれ、自分の好きなシーンについて思い思いに話していた。そして話はアフレコ当時の思い出に移り、3人は「台本の分厚さが印象的。その分翻訳の方が丁寧に書き込んでくれたのがわかる」と振り返った。
さらに、原作のRooster Teeth Productionsスタッフから劇場限定上映を記念したコメント映像と現在本国で制作中のVOLUME4の一部映像が世界初公開され、会場を沸かせた。
その後、嶋村は「本国のスタッフが日本語吹替版に関心を持ってくれて、共同で制作しているような感じがする」と語り、日笠も「共同で制作している感覚が強く、原作スタッフが日本のアニメをすごく好きでいてくれるのがとても伝わるから、私たちも吹替を頑張ろうと思った」と原作スタッフ、作品への思いを話した。最後に早見は「RWBYには本作ならではの世界観があり、初めて見たときからRWBYの世界に一緒に入り込んでいけるような感覚を覚えた。展開がいろいろあり、盛り上がるシーンもあれば、切なくなるようなシーンもあるので、ぜひ楽しんで欲しい」と挨拶をして舞台挨拶は幕を下ろした。
本作の公開は10月1日から10月14日までの2週間限定上映。続編の『RWBY VOLUME3<日本語吹替版>』は12月3日より新宿ピカデリー、シネ・リーブル池袋、109シネマズ川崎、109シネマズ名古屋 なんばパークスシネマ、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13にて公開の予定となっている。
(C) 2016 Rooster Teeth Productions, LLC