2016年10月02日 07:51 Techable
弊社は企業の日本国内向けのマーケティングPRのお手伝いを、設立より16年継続的におこなってまいりました。
マスメディアを使った手法が効きにくくなっている現在において、ソーシャルメディアやWEBニュースなどの新しい手法を使ったマーケティングを常に開発し、お客様のマーケティング課題に向き合い続けています。
2015年、訪日外国人の急増にともない、都市部の「宿が足りない」などの新たな問題が発生し始めました。これから訪日外国人が増えていくこと自体は日本経済の活性化にとって非常に重要です。
ですが、一部の都市だけに集中することによって「常に混んでいる」「日本に来たのに外国人ばかり」という状況ですと旅の満足度が損なわれ、日本のファンづくりという点ではマイナスになる恐れすらあるのではないでしょうか? そのため、われわれがこれまで培ってきたソーシャルメディアを使ったマーケティング力を生かしたいと考えました。
外国人に向けてPRすることによって、外国人の方に「日本の地方」に目を向けていただき、より持続可能な形で訪日外国人数を増やしていきたいと考えたことがきっかけです。
報道写真でお馴染みの株式会社アフロさん業務提携で事業を行っています。アフロさんとのお話の中で、彼らのもっている日本の美しい風景をとらえた写真を活用して弊社の持つソーシャルマーケティング力をいかせば、今までにない切り口で日本をPRできるのではないかと考えました。
それが日本の美しい風景や文化といった「ZEKKEI(絶景)」という切り口でした。
我々は「世界が知らない日本の地方が、 旅の目的地になる。 」をコンセプトに置き、日本の地方の美しい風景や文化に心惹かれて、その場所を目的地として日本を訪れる方を増やしたいと思っております。
やはり圧倒的な「写真の力」だと考えています。
Facebook上で人気を集めるコンテンツには「動物・芸能ネタ・感動ストーリー・面白ネタ・性的なもの」などさまざまにあると思うのですが、その中でも言語を超えて一瞬にしてコミュニケーションできるものは写真です。
美しい風景の写真というのは、見ていて楽しくかつ、友人にもシェアしたくなるという点でFacebookとの相性がとてもよかったのだと思います。
当初、Twitter・Pinterest・Instagram・TumblrなどのSNSにチャレンジしましたが、もっとも効率よくWEBへの誘導ができたツールがFacebookでした。
特に我々は今、台湾にターゲットを絞っているため、台湾人が情報源として非常によく使っているメディアとしてFacebookを選択しました。
これまでは旅行メディアといえば「検索」が大半でした。しかし、Facebookでつながったファンの方が日々、日本の美しい写真を見る中で旅情をかきたてられて、日本旅行をしたいという気持ちになる。そんな気持ちの変化・行動の変化を生み出せればと考えております。
「世界が知らない日本の地方が、 旅の目的地になる。 」を実現していきたいです。
海外でいうと「ウユニ塩湖」「タイのコムローイ祭り」「マチュピチュ」などが有名だと思いますが、そういう「行きたいスポット」として日本の地方がどんどんノミネートされていく世界を目指しています。
海外旅行が好きでよく行っているのですが、外国を訪れるときに面白いのは地方だと思っています。旅行というのは面白いもので、旅慣れてくると、都市はどこに行っても似ているように感じ、思い出深いのは地方なんですよね。
地方に行ってその国ならではの景色や文化を発見した瞬間の方をよく覚えているものです。全世界的に旅行市場というものは成長し続けていますので、どんどんこの傾向は高まると思っています。
日本の地方の魅力を発信して地方を目的地にする方を増やし、しいては日本のファンを増やす。それがZEKKEI Japanとしてのミッションです。
現在は台湾ユーザーのFacebook集客が中心でしたが、中国本土との取り組みをちょうど2016年9月13日に開始しました。
個人旅行客向けの訪日観光ビザ発行数が中国国内No.1の個人旅行予約サイト「逸行(イーシン)」とコラボレーションして「绝景日本(ZEKKEI Japan)」というページを立ち上げております。
ZEKKEI Japanのターゲット層は個人旅行者です。従来VISAの取りにくさという問題もあり団体旅行が多かった中国の旅行者ですが、団体旅行だとその国の魅力をなかなかつかみにくいということに気づきはじめ、個人旅行が増加傾向にあります。まさに我々が狙っているターゲットでかつ、日本旅行検討層の方に日本の魅力を伝えるというのが本取り組みの目的です。
今後もこのように他社とのコラボレーションを通じてより「実際に日本の地方を訪れる方を増やしていく」仕掛けをしていきたいと思っております。