マレーシアGPですでに30グリッド降格が決まっていたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、さらにパワーユニットのコンポーネントを交換、合計45グリッド降格となる見込みであることが分かった。
ホンダは1トークンずつを使って改良したエンジンブロックとエキゾーストを金曜にアロンソ車に搭載、テストした。木曜の時点でICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H、エナジーストア(バッテリー)、コントロールエレクトロニクスを交換、30グリッド降格が暫定的に決まっていた。
しかしFP3の前に、アロンソ車に関しさらに新しいターボチャージャーとMGU-Hを入れたことで、ペナルティが拡大、合計45グリッド降格となった。ただし現在の規則では降格分を消化しきれない場合でもタイムペナルティは科されず、最大でも最後尾へのグリッドダウンにとどまる。
アロンソは新パワーユニットで今回の決勝を戦うわけではなく、今回新パーツを入れたのは、ホームGPの鈴鹿でグリッドペナルティを受けることを避けるための措置。今週はベルギーで使用したユニットに戻して予選・決勝を走る予定だ。
ただし、軽量化された新エキゾーストは今回使用し続ける見込みで、バトンも同じものを搭載することになったと伝えられている。