30日、世界ラリー選手権(WRC)第10戦がフランス・コルシカ島で開幕。初日はセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)がトップにつけ、4年連続の王座獲得へ好スタートを切っている。
7月に開催予定だったラリー・チャイナがキャンセルされたため、第11戦から第10戦へと繰り上げられたツール・ド・コルス。“1万のコーナーを持つラリー”の愛称でも親しまれる歴史の長い1戦だ。
また、現在ポイントランキングトップにつけるオジエは、このラウンドで満点を獲得すれば4年連続の王座を手にすることとなる。
そのオジエは49.72kmで争われたSS1でトップタイムをマーク。4.0秒差の総合2番手にクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)、4.8秒差の総合3番手にダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC)と続いたほか、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)もオジエと10秒以内に続く。
続くSS2では、「SS1のペースノートが保守的すぎた」と語るオジエがペースアップ。総合2番手のミークに対し10秒以上のギャップをつけ、早くも独走態勢に入る。
一方、今季3勝目を目指してオジエを追いかけるミークにはSS3でパンクのアクシデント。これで2分以上タイムをロスしてしまい、優勝争いから姿を消してしまう。
ミークの脱落で総合2番手にヌービル、総合3番手にソルドとヒュンダイ勢が続く形となるが、SS4ではソルドにパンクが発生。ソルドに代わって、ヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が総合3番手につけた。
以下、アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)、クレイグ・ブリーン(シトロエンDS3 WRC)、ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)と続いている。
10月1日には、SS5~8の4SSが行われる予定だ。