このほど米ニューヨークの空港で、チェックインもゲートも通過したはずのある搭乗者が行方不明であることから旅客機が離陸できなくなってしまった。その意外な理由とは…。
好物のバナナひと束と人形を抱え、ニューヨークを飛び立ちオハイオ州シンシナティに向かう旅客機に搭乗した1人の男性。彼はおもむろに
人形を隣の座席に置いた。しかしCAはその席は“バーバラさん”という名の別の人物により購入され、チェックインも済んでいることを知る。彼女が現れたら男性には人形を頭上の棚に収めてもらわなければならないが…。
いつまでたってもそこに“バーバラさん”が現れない一方で、搭乗ゲートの職員は「すべての搭乗者のボーディングパスについてチェックが完了している」という。なぜ人数が1名足りないのかとCAは大慌てとなり、機内の女性客ひとりひとりに「バーバラさんですか」と口頭で質問して回った。それは男性が「自分の人形のために“バーバラ”名で座席を取ったけれど?」と告げるまでずっと続き、離陸も遅れたという。
この写真は、たまたま男性の隣に座っていたニューヨーク州在住のサラ・ノヴィックさんという女性がこっそりと彼と人形の様子を撮影してSNSで公開し、メディアにも提供したものである。奇遇なことに、サラさんはシンシナティからニューヨークに戻るフライトでも再びこの男性と人形のペアの隣に座ることになってしまったそうだ。
なお、男性がシンシナティへ向かった目的は、アダムとイブや邪悪な蛇、ノアの箱舟のレプリカを見ることができる「クリエーション・ミュージアム」であった。この博物館はケンタッキー州の最北端にあり、むしろシンシナティからすぐである。
出典:http://www.worldwideweirdnews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)