トップへ

MotoGP日本GP特集:参戦メーカー紹介『ドゥカティ編』/速さを取戻したマシンでもてぎ優勝なるか

2016年09月30日 22:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ドゥカティ・チーム デスモセディチGP16
■ドゥカティ・チーム
 イタリアのバイクメーカー、ドゥカティのファクトリーチーム。MotoGPシリーズ2年目の2003年よりフル参戦開始、参戦初年度のカタルニアGPで初優勝を飾った。

 800ccマシンとなった1年目の2007年にはケーシー・ストーナーの手でMotoGP初タイトルを獲得。しかし、その後、カーボンモノコックフレームの採用などでマシン開発が迷走。2010年のオーストラリアGPを最後に、勝利から遠ざかっていたが、今年のオーストリアGPでアンドレア・イアンノーネの手で6年ぶりとなる優勝を遂げた。

 MotoGPクラス通算勝利数は32勝(2016年アラゴンGP終了時点)。2016年型のマシンはV型4気筒エンジンをアルミツインスパーフレームに積んだデスモセディチGP16。ライダーは、アンドレア・イアンノーネとアンドレア・ドビジオーゾのふたりのイタリア人。

■アンドレア・ドビジオーゾ
 1986年3月23日生まれ(30歳)、イタリア出身。2001年ヨーロッパ選手権125ccクラスチャンピオン、2002年より世界グランプリ125ccクラスにフル参戦。

 2004年に125ccクラスのチャンピオンを獲得。2005年から2007年まで250ccクラスに参戦、2006年、2007年にランキング2位となる。2008年よりMotoGPクラスにステップアップ。

 2011年までホンダで戦い、2009年のイギリスGPで初優勝を達成。2012年にヤマハ・テック3で戦った後、2013年よりドゥカティのワークスライダーとして起用される。

 もてぎでは2010年と2014年にポールポジションを獲得、2010年に2位に入賞した経験を持つ。安定感のあるライディングが特徴のライダーだ。

■アンドレア・イアンノーネ
 1989年8月9日生まれ(27歳)、イタリア出身。2005年に世界GP125ccクラスフル参戦開始。125ccでは2008年の中国GPでにグランプリ初優勝を達成する。

 2010年よりMoto2クラスに参戦。2年連続でランキング3位を得る。2013年よりドゥカティのサテライトチーム、プラマックレーシングからMotoGPクラスにステップアップ。2015年にドゥカティのファクトリーライダーに起用された。

 今年のオーストリアGPでMotoGPクラス初優勝を達成。もてぎでは2014年の6位入賞がベストリザルト、2015年は予選5番手を獲得している。

 一発の速さはあるものの、転倒も多いライダーで、サンマリノGPで転倒負傷し、アラゴンGPを欠場、もてぎが復帰戦となる。