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チャールズ皇太子、故ダイアナ妃の葬儀で「暗殺されるかも」と懸念していた

2016年09月30日 20:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

チャールズ皇太子、ダイアナ妃葬儀で死を意識していた(出典:https://www.instagram.com/clarencehouse)
「ダイアナ妃が、仏パリにて恋人と共に壮絶事故死」 このニュースに英国民のみならず世界中の王室ファンが衝撃を受け涙したのは、1997年のことだ。訃報を受け、すでにダイアナ妃とは離婚済みであったチャールズ皇太子はフランスに渡り、変わり果てた元妻と対面。思わず涙したという皇太子はその後ダイアナ妃の遺体を英国に運び、葬儀を執り行った。しかし、離婚を前に「カミラ夫人との不倫でダイアナ妃を苦しませた人物」として国民の怒りをかったチャールズ皇太子は、葬儀の間中「ひょっとしたらこの場で自分は暗殺されるのかもしれない」と考えていたという。

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元妻ダイアナ妃の葬儀を行うべく、息子ウィリアム王子、ヘンリー王子らと共にダイアナ妃の棺の後ろを歩き、ウェストミンスター寺院に向かったチャールズ皇太子。その日の皇太子の様子につき、英国王室に関する書籍の筆者として知られるイングリッド・シュワードさんが、「Henley Literary Festival」にてこう語った。

「皇太子は非常にナーバスになっておられました。当時、皇太子はまさに“公共の敵”とも言える人物だったのですから。」

そして皇太子は、自分の身に何があっても不思議ではないと感じていたという。

「そうなんです。皇太子はこう思っていました。もし誰かが銃を取り出し私を撃ったら、一巻の終わりだと。」

また当日街の様子はずいぶんピリピリしており、ロンドン中がシーンと静まり返っていたそうだ。

「ロンドンの通りは物音ひとつせず、ピンがひとつ落ちてもその音が聞こえるほどでした。集まった群衆の話も聞こえてきましたよ。人々はこんな風に話していました。『皇太子をごらんよ』とね。それは酷く意地悪な声であり、態度でした。」
「その全てが、皇太子には聞こえていたのです。」

ダイアナ妃との婚姻期間中もカミラ夫人を忘れられず、ダイアナ妃をずいぶん苦しめたという皇太子。それゆえ一部国民は皇太子を批判し、ダイアナ妃の事故死に関しても「もっと大事に愛してさえいれば、こんなことにはならなかった」と皇太子を責める声は多かった。それでも皇太子は元妻の遺体を引き受け、息子達と揃って最後の別れを告げる決断を下したのだ。

国民の前で、怒れる暗殺者に射殺されるかもしれない―その可能性を十分意識しながらも亡き元妻に敬意を払った点については、2人の王子達も高く評価しているに違いない。



出典:https://www.instagram.com/clarencehouse
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)