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春画をメンズウエアに「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」が限定シリーズ発表

2016年09月30日 20:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE「HARUシリーズ」 Image by: CHARLES NEGRE
ISSEY MIYAKE INC.のメンズブランド「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)」が、「春画」をモチーフにした新作「HARUシリーズ」を発表した。11月1日に発売が予定されている。

春画がイッセイミヤケのメンズウエアにの画像を拡大

 江戸時代に庶民の間で流行した浮世絵「春画」は、北斎や歌麿、春信といった名だたる絵師が手がけ、欧州においても他の浮世絵と同様に芸術性の高さが認められ影響を与えてきた。現在では世界中の美術館が日本美術の一部として「春画」をコレクションしており、2013年に英国博物館で開催された展覧会や2015~2016年に国内で巡回開催された「春画展」は大きな反響を得ている。
 現代男性の日常着を提案している「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」は、エロチックというよりも笑いを誘うほどデフォルメされた性器やおおらかな性描写、細部まで描き込まれた着物の柄やインテリアの色鮮やかな描写を「春画」の魅力とし、江戸時代のユーモアとエロスが放つ生のエネルギーと粋でおしゃれな生活スタイルに着目。喜多川歌麿の「歌満くら」、葛飾北斎の「タコと海女」と「東にしき」、そして鳥居清長の「袖の巻」をシリーズの題材に使用した。プリーツ素材をベースに絵の中の人物が着ている着物の柄をレイヤーした大胆な絵柄のコート(10万円)をメインに、絵柄を裏地に施したコート(7万円)やブルゾン(6万円)はリバーシブル仕様。ストライプをオーバーラップした柄や絵の中の着物から着想を得たドット柄のプレスシャツ(2万4,000円)、そしてポップな色を乗せた手ぬぐい(3,000円、全て税別)などを展開する。

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