208のハードウェアをベースにコンパクトな都市型SUVとして開発されたモデルであるプジョー2008が、その存在感と機能性をさらに高める改良を受け、この9月15日より発売開始となった。
デビュー当初は208と同じ自然吸気1.2リッター3気筒/5速AMTを搭載していたが、今春に追加グレードとして登場した「クロスシティ」からは、パワートレインを上位モデルの308から採用された1.2リッター3気筒直噴ターボ/6速ATに大幅グレードアップ。このエンジン換装で、従来モデルに対し28PS/8.9kg・mの出力向上を果たした。
実際にクロスシティの例では、走りのゆとりが劇的に高まり、高いギヤを維持し低い回転数で粘らせる。ダウンサイジングターボらしい力感たっぷりのパワーフィールに。変速も小気味よく、それでいてスムーズ。停止も含む極低速域の扱いやすさもトルコンATならでは。動力性能が向上しただけでなく走りの車格感が1ランクアップしていた。
その新世代パワートレーンを全車に拡充し、新たなラインナップとして充実したフル装備の『Allure (アリュール)』、そして情熱的なスポーティグレード『GT Line』を設定し、アクティブシティブレーキも標準装備とした。
さらにGT Lineでは、3008ゆずりの悪路走破モード『グリップコントロール」を標準装備とし、グッドイヤーの全天候型タイヤ・ベクター4シーズンの採用と合わせて、SUVの名にふさわしいレベルまで、悪路走破性を高めている。
エクステリアでは、大型化されたフロントグリルに合わせて張り出しが強められたボンネットや、SUVらしさを演出するアンダーガードを備えた前後バンパー、そして新世代プジョーを象徴する3D LEDテールライトを採用した。
グレード別にも、アリュールではクロームパーツを多用して高級感を演出。GT Lineでは新色のアルティメット・レッドパールをテーマカラーに、ブラックを配してスポーティな装いとしている。ボディカラーは新色アルタンス・グレーを含む全6色の展開で、価格はアリュールが262万円、GT Lineが285万円となっている。
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