富士スピードウェイは、2017年1月7日(土)に、サイクルベースあさひの冠協賛のもと、『あさひスーパーママチャリグランプリ 第10回ママチャリ日本グランプリ・チーム対抗7時間耐久ママチャリ世界選手権』を開催する。
今年で第10回目を迎えるスーパーママチャリグランプリは、WEC世界耐久選手権やスーパーGT、スーパーフォーミュラ等国際レースの舞台となる富士スピードウェイを自転車で走る年始恒例のイベントだ。毎年1000を超えるチーム、20000人を超える参加者が参加し、大いに賑わいをみせている。
ただし、『ママチャリ』の名が付くように自転車ならなんでもいいわけではなく、“26インチのカゴ付きお買い物用自転車”に制限されていることから、より難しさを増している。レギュレーションによってサドルの高さ等も決められているのだ。
もちろん勝利を狙う“ガチ参加組”もいればコスプレや着ぐるみに身を包み、イベントをエンジョイするチームもおり、速さもさまざま。女性も多数参加している。スーパーGTでも速さ違いが難しさを加速させるが、このスーパーママチャリGPもそんな要素をはらんでいる(ちなみに、御殿場近辺のレーシングチームやドライバーが参加することも)。
そして、何より難しいのが富士スピードウェイのコースレイアウト。全長1.5kmのストレートはこいでもこいでも終わる気がしないし、思いきり加速し、ちょっと危険さすら感じるセクター1の下り、「こんなに登ってるんだ!」とビックリするアドバンコーナー進入、そして立ち漕ぎ必須(歩いている人もけっこういる)のセクター3と、まさに難攻不落。一般的な参加者なら、1スティント2周が限界かもしれない。
もちろん、7時間後のゴールを迎えたときには順位に関わらず大いなる感動を味わえるのがスーパーママチャリGP。体を休めている間、チームの仲間と食事を楽しんだりといった時間を楽しめるのも特徴で、ふだんプロのレーシングチームが使うピットや、暖房完備の2階クリスタルルームを使うこともできる。指定場所ならバーベキューも可能だ。
近年はサイクルベースあさひの協賛により、スタッフによる修理やメンテナンスが受けられる『ママチャリGPピット』も開設されているため、マシントラブルも安心だ。
レースが終わった後は、スーパーフォーミュラ&インタープロトのデモランも予定されているのでこちらも楽しみなところ。必死にママチャリで走ったメインストレートをあっという間に駆け抜けていくレーシングカーの速さに驚くことうけあいだ。
そんな非日常の1日が楽しめる『あさひスーパーママチャリグランプリ 第10回ママチャリ日本グランプリ・チーム対抗7時間耐久ママチャリ世界選手権』は、スポーツエントリーWEBサイト(http://www.sportsentry.ne.jp/event/t/63683)にて受付中。詳細は公式サイト(http://www.japan-racing.jp/fsw/17/mama_s.html)まで。