2016年F1第16戦マレーシアGPは、9月30日(金)現地時間14時からフリー走行2回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
各車ミディアム、ハードとタイヤチョイスが入り乱れるなか開始した金曜午後のセッション。FP2もトラックの大幅改修、舗装変更の影響からか、コースオフや、ハンドリングの違和感を訴えるドライバーたちが続いた。
開始30分を過ぎたところで、各車ソフトタイヤで走行を開始。ルイス・ハミルトンがアタックラップを行い、ロズベルグを上回りタイムシートのトップに名前を刻んだ。マクラーレンのフェルナンド・アロンソは午後のセッションでも好調に走り、6番手タイムを記録。
セッションは40分を過ぎ、FP1でマシンが炎上し、大きなダメージを受けてしまったケビン・マグヌッセンのマシンが修復を終えてコースイン。クルーの懸命な作業が実を結んだ。無事にインストレーションラップを完了し、遅れを取り戻すべく連続周回を重ねた。
セッション中に路面温度が上がり、一時は57度まで上昇。タイヤに厳しいコンディションのなか、各陣営決勝レースを想定した走り込みを行う。ソフトタイヤに関しては12周前後にタイムを落とすマシンが散見された。ハミルトンやニコ・ヒュルケンベルグなどのドライバーはソフトを履き、ちょうど12周を過ぎたところでタイヤの激しい摩耗を無線で訴える場面も。
各陣営、予選を想定したアタックをセッションの前半に行っていたため、大きな順位変動なく後半まで推移する。マクラーレンのアロンソは最終的に7番手。僚友のジェンソン・バトンも10番手でセッションを終え、明日以降も期待が持てるリザルトを残した。
トップはハミルトンがキープ。以下ロズベルグ、ベッテル、ライコネン、フェルスタッペン、ペレス、アロンソ、リカルド、ヒュルケンベルグ、バトンがトップ10となった。
フリー走行3回目は、10月1日(土)14時(日本時間15時)に開始される。