イギリスではハウスシェアをする人は少なくない。大学生はもちろん、社会人も時に他人同士が同居して家賃を浮かせることもある。イーストヨークシャー州ハルに住むカースティー・アン・バーさん(18)は恋人と住む部屋で、同居人のネイサン・コーゼル(24)が泥酔した時にちょっとしたイタズラを思いついた。その結果、驚愕すべき事実が発覚したのだ。
コーゼルのスマホを使ってセルフィーを撮ろうと思いついたカースティーさんは、彼のスマホを手に取り操作した。すると衝撃的な画像が目に飛び込んできた。
コーゼルはスマホに
大量の子供の写真を保存していた。それを知りショックを受けたカースティーさんと恋人は、同時にこの男が小児性愛者であることを悟った。そして今後、万が一削除された時のためにとiPadにその画像をスクロールしているところを録画し、証拠として残した。
コーゼルがスマホに隠し持っていた写真は、カースティーさんをゾッとさせるものばかりだった。幼い子の画像や、子供が大人と一緒に写っている画像もあったという。カースティーさんと恋人はこの件を警察に通報した。
その後、コーゼルはハルの治安裁判所で児童のいかがわしい写真又は疑似写真の製造・所持、そして禁止されている子どもの写真を所持していた罪などに問われ、それを認めた。さらに彼は、馬が成人と性行為に及んでいる過激な画像も所持していたことを認めている。
ところがこれらの罪に対してコーゼルに科せられたのは、たった20ポンド(約2600円)と追徴金として60ポンド(約7800円)のみで、性的危害防止命令が敷かれただけであった。
これを知ったカースティーさんは、英紙『Metro』に「スマホを見る限りそんな懲罰では絶対に足りない。もっと罰を受けるべき。不十分過ぎる」と語っている。このニュースを知ったネットユーザーらからは「罰金20ポンド!? 冗談だろ」「こんな程度だと、罰を受けたという感じがしないのでは」「何かの間違いでは」といった戸惑いと怒りの声が見受けられた。
児童保護法に関しては日本よりも遥かに厳しいイギリスだが、小児性愛者による犯罪は発覚してもほんの氷山の一角に過ぎないと見られている。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)