2016年F1第16戦マレーシアGPのフリー走行1回目が9月30日(金)、現地時間10時から行われた。トップタイムはメルセデスのニコ・ロズベルグがマーク。
気温29度、路面温度38度で開始されたマレーシアGP最初のセッション。各車インストレーションラップを行うなか、セッション開始から約7分を経過したところで、ピットに戻ってきたルノーのケビン・マグヌッセンのマシンから燃料が漏れ、激しく出火してしまう。マグヌッセンはすぐにコクピットから脱出し無事であったが、ルノーのピット前で燃え続けるマシンの火はなかなか鎮火せず、赤旗が導入された。
消火剤にまみれたマグヌッセンのマシンは出火によるダメージが激しく、このセッションの走行を断念。 午後のFP2への出走も微妙な状況となってしまった。セッションは現地時間10時26分に再開され、各チーム赤旗により失った走行時間を取り戻そうと積極的に走行を重ねる。
大幅な改修が行われたトラックに各ドライバーがコースオフする場面も多く見られたが、タイムシート上はメルセデス、フェラーリ、レッドブルがトップ6を形成しセッションは進んでいく。
残り約30分の時点でフェルナンド・アロンソが5番手のタイムを記録し、フェラーリとレッドブルの間に割って入る。ジェンソン・バトンも10番手に位置しており、マクラーレン・ホンダの2台は好調ぶりをアピール。
そのまま大きな波乱や順位変動なくFP1は終了。ロズベルグとルイス・ハミルトンのメルセデス勢がワン・ツー。ロズベルグはハミルトンに対しコンマ5秒近い差を付けセッションを終えた。
90分間のセッションを終えて、トップはロズベルグ。以下ハミルトン、ライコネン、ベッテル、アロンソ、リカルド、フェルスタッペン、ヒュルケンベルグ、ペレス、バトンがトップ10。
F1マレーシアグランプリ金曜フリー走行2回目は、現地時間14時、日本時間15時から行われる。