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デザインと機能を融合した新型アウディA5/S5 Sportbackが登場

2016年09月30日 12:11  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

Audi S5 Sportback
2016/09/29

新型Audi A5/S5 Sportback デザインと機能を融合

■ 新しいスタイリング、さらに改善された効率、広く実用的なインテリア
■ 代替燃料:Audi A5 g-tronは、e-gas、天然ガス、またはガソリンで走行可能
■ 高性能モデルAudi S5は354hp、500Nmのハイパワーエンジンを搭載

2016年9月 インゴルシュタット
 デビュー7周年を迎えたAudi A5 Sportbackに、新たなバージョンが登場します。この5ドアクーペは、エレガントでエモーショナルなデザイン、高い機能性、広く快適な室内空間を融合しています。

 同時に、ファミリーカーとしても優れたこのモデルは、最新のインフォテイメント機能を備え、最高のコネクティビティを実現しています。さらに完全に見直された足回り、高性能なパワーユニット、革新的なドライバーアシスタンスシステムも採用しています。

 高性能仕様のS5には、354hp、500Nmを発生する新開発のターボチャージャー付6気筒エンジンを搭載。また、A5 Sportbackシリーズでは初めて、Audi e-gas、天然ガス、ガソリンのいずれを燃料としても走れるg-tronモデルを新たに設定しています。

エクステリアデザイン
 新型Audi A5 Sportbackは、スポーティで非常にバランスが取れたプロポーションを特徴としています。全長は4,733mm、全幅は1,843mm、全高は1,386mm、ホイールベースは2,824mmに設定されています。

 アウディのデザイナーは、新型Audi A5 Sportbackにおいて、ドラマティックなシルエットとアスリートのように引き締まったボディラインを巧みに融合しました。延長されたホイールベース、短い前後オーバーハング、パワードームを備えた長いラップアラウンド・ボンネットにより、クルマの躍動感が強調されています。

 新型A5 Sportbackのもうひとつの視覚的特徴は、スポーティなフロントエンドです。立体的な造形が与えられたシングルフレームグリルは、従来型よりずっと低く幅広くなりました。

 仕様によっては、ラジエーターグリルが繊細なブラックマット仕上げになります。「スポーツ」トリムラインでは、グリルのベースカラーがトワイライトグレーとなり、そこにマットアルミニウムシルバーの水平バーが配されるデザインになります。「デザイン」トリムラインでは、エレガントなダークチタニウムブラックとクロームの水平バーの組み合わせとなります。

 サイドエアインテークには大胆な縁取りが施され、オプションのS lineエクステリアパッケージを選択すると、そこにハニカムグリルが装着され、さらにマットアルミニウムシルバーの水平トリムバーが、フロントエンド全体を横断するようになります。

サイドビュー
 ウェイブしたショルダーラインが、Audi A5 Sportbackのエレガンスでエモーショナルなスタイルを演出しています。これは、従来型にもみられたA5の視覚的特徴のひとつですが、立体的な造形がなされた新型のラインは、さらに印象が鮮明になっています。光と影のインタープレイにより、この上ない魅力が生み出されています。

 ボディサイドを前後に貫くウェイブラインと、ホイールアーチの上の明確なバルジはquattroのDNAを表現したものです。フロントホイールアーチとフロントドアをつなぐ部分に装着された立体的なクロームトリムエレメントが、新型Audi A5のスポーティなキャラクターを象徴しています。

 かなり後方にデザインされたAピラーから始まるルーラインが、フレームレスドアを備えた引き締まったボディの上に、流れるような弧を描いています。フロント及びリヤサイドウインドウは、マットアルミシルバーのトリムストリップにより強調されています。


リヤボディ
 リヤエンドも、水平ラインを基調とした立体的造形を特徴としています。アルミニウム製のラゲージコンパートメントリッドの末端部分はスポイラー効果のあるエッジを形成しており、空力特性の改善に貢献しています。ボディ同色のリヤエプロンの下部にも、別個のリフレクターが設置されており、ボディの幅の広さを視覚的に強調する役割を果たしています。

 スリムな3次元デザインのリヤコンビネーションランプには、標準でLEDテクノロジーが採用されており、LEDが点灯すると、ライトの立体感がとりわけ強調されます。

 メインとなるテールライト機能の下に繊細なグラフィックのブレーキライトが設置され、その上方には、ダイナミックターンシグナルが精密な光のラインを形成しています(LEDヘッドライト以上を装着したモデル)。また、リヤウインドウの上端にはハイマウントブレーキライトが設置され、点灯時には左右一杯に繊細な光のラインを表示します。


インテリア
 新型Audi A5 Sportbackは、室内もかなり広くなっています。従来型と比較すると、室内長は17mm、前席のショルダールームは11mm、後席のニールームは24mm拡大されました。洗練された素材と色づかい、精密な加工と組み付けは、アウディならではといえます。

 室内の広々感は、水平基調のインストルメントパネルによっても強調されています。30のカラーを選べるオプションのアンビエントライティングを選ぶと、室内のムードをさらに高めることが可能です。

 新型A5 Sportbackの荷室容量は480ℓで、クラストップレベルを誇ります。ラゲージコンパートメントリッドは、標準で電動タイプが採用されていますが、オプションで、センサーコントロールで自動開閉するシステムもオーダーすることもできます。


ディスプレイ/操作系
 操作系とディスプレイには、フリーテキストサーチなどに代表される新しいコンセプトを導入したことで、ドライバーはすべての機能を簡単かつ直感的に操作できるようになりました。インストルメントクラスターは、標準装備のアナログタイプのほかに、オプションでアウディバーチャルコクピットが設定されています。

 このコクピットは、さまざまなディスプレイ表示により、ドライバーにさらなる利便性を提供します。大型で高解像度のTFTモニター(12.3インチ)により、きわめて詳細なグラフィックを楽しむことができます。

 また、オプションのヘッドアップディスプレイを選択すると、運転にかかわるあらゆる情報が、容易に読み取れるアイコンと数字がフロントウインドウ上に映し出されるようになり、ドライバーは道路から目を離すことなく運転することができます。


インフォテイメント/Audi connect
 最上級のインフォテイメントシステムは、MMIタッチ付MMIナビゲーションンプラスです。このシステムには、解像度1,024×480ピクセルの8.3インチモニター、10GBのフラッシュメモリー、DVDプレイヤーなどのほか、車両購入後3年間のAudi connectサービス無料使用の権利、最大5回のナビゲーションデータ更新サービスが含まれています。アウディのMMIナビゲーションプラスは、数多くのアシスタンスシステム及びセーフティシステムと緊密に連携して機能します。

アウディ スマートフォンインターフェイスにより、iOSとAndroidのスマートフォンが、専用に開発されたMMI環境のなかに融合されるようになりました。アウディフォンボックスは、スマートフォンを車載のアンテナにワイヤレスで接続して、受信クオリティを高めます。アウディフォンボックスにはまた、Qi規格に基づいて、スマートフォンを非接触で充電する機能も備わっています。

 革新的な3Dサウンドを実現したバング&オルフセンサウンドシステムは、音響的な「高さ」を表現することで、まるでコンサートホールにいるような感覚を実現しています。このシステムは、755ワットのハイパワーアンプを使用して、合計19のスピーカーを駆動します。アウディタブレットは、柔軟に使用できる後席エンターテイメントデバイスのひとつで、車内だけでなく、取り外して車外で利用することもできます。

ドライバーアシスタンスシステム
 新型Audi A5 Sportbackでは、ドライバーアシスタンスシステムが多くの機能を担っています。様々なテクノロジーをインテリジェントに組み合わせることで、クルマの安全性、快適性、効率が高まっています。同時にアウディは、自動運転を見据えた次のステップにも着手しています。

 そこで主役の座を務めるのは、トラフィックジャムアシスト及びストップ&ゴー機能を備えたアダプティブクルーズコントロール(ACC)です。このシステムは、車速65km以下の混雑した道路を走行している場合に、ブレーキ、アクセルだけでなく、状況に応じてステアリング操作まで代行することで、ドライバーの負担を大幅に軽減します。

 また、予測効率アシスタントは、GPSの位置情報をもとにクルマの周囲のルートを分析し、状況に即したアドバイスを提供することで、燃料節約のサポートをします。このシステムは、このセグメントではユニークな機能のひとつです。

 衝突回避アシストは、クルマが障害物に近づいた場合に、事故を避けるための介入を行います。フロントカメラ、ACC、レーダーセンサーからのデータに基づいて、システムが瞬間的に適切な走行ラインを導き出します。他にも、ターンアシスト、パークアシスト、クロストラフィックアシストリヤ、エグジットワーニング、カメラからの情報をもとにした道路標識認識システム、アウディアクティブレーンアシスト、アウディサイドアシストといったシステムが標準もしくはオプションで用意されています。

サスペンション
 広いトレッドと比較的長いホイールベースが、バランスのとれたスポーティな足回りの基盤となっています。トレッドは、フロントが1,587mm、リヤが1,568mmです。ホイールベースは2,824mmです。

 フロントサスペンションは、設計が見直された5リンクシステムで、リヤサスペンションも、今回から従来のトラペゾイダルリンクに代わって5リンクのシステムが採用されることになりました。

 オプション設定されるアダプティブダンパーは、全モデルに標準装着されるアウディ ドライブセレクト ダイナミック ハンドリング システムに統合されています。これにより、運動性能と快適性を高度に融合したドライブ体験が実現しています。

 新しい電動パワーステアリングは、路面からのフィードバックがより正確になり、ステアリングレスポンスもより精密になりました。さらに、車速及びステアリング切り角に応じてギアレシオが変化するダイナミックステアリングもオプション設定されています。

エンジン/ドライブトレイン
 新型Audi A5 Sportbackには、2タイプのTFSIと3タイプのTDIユニットが設定されています。出力範囲は140kW(190hp)~210kW(286hp)です。従来型と比べると、最高出力を最大17パーセント向上させながら、燃料消費量は最大22パーセントも削減されています。

 トランスミッションは、6速マニュアル、7速Sトロニック(デュアルクラッチトランスミッション)、8速ティプトロニックの3タイプが設定されており、それぞれ、組み合わされるエンジンに応じて、専用のプログラムが設定されています。

 駆動方式は、前輪駆動とquattroフルタイム四輪駆動システムが、2つのエンジンとの組み合わせで設定されています。210kW(285hp)を発生する3.0 TDI搭載車では、quattroが標準装備されます。

 V6ターボエンジンを搭載した新型Audi S5 Sportbackは、0-100km/hを4.7秒で加速し、最高速度は250km/h(電子リミッター作動)に達します。このモデルには、quattro及び8速ティプトロニックが標準となります。完全に新しいバージョンとして、多様な燃料に対応するg-tronモデルがラインナップに追加されました。

 このモデルに搭載される2.0 TFSIエンジンは、最高出力125kW(170hp)を発生し、燃料はAudi e-gasのほか、天然ガスや通常のガソリンでも走行することができます。


ボディ/装備
 新型Audi A5 Sportbackのボディは、同セグメントのクルマのなかで最軽量のひとつに数えられます。複数の素材を巧みに組み合わせることで、従来型に対して15kgの軽量化が実現しています。ドライバーを除いた車両重量は、もっとも軽い仕様で1,470kgと、従来型と比べて最大86kg軽くなっています。

 その一方で、装備レベルは従来型から大幅に向上しています。様々な装備パッケージを含めた新しいラインコンセプトにより、お客様が好みに応じて、デザインや素材をカスタマイズする選択の幅も広がりました。

 新型Audi A5及びS5 Sportbackは、2017年初頭から、ドイツを含めたヨーロッパ諸国で販売が開始される予定です。A5 Sportbackのベースプライスは37,800ユーロです。S5 Sportbackは62,500ユーロとなります。


*本リリースは、ヨーロッパ仕様に基づくAUDI AG 配信資料の翻訳版です。