マクラーレンのフェルナンド・アロンソが、ホンダF1のパワーユニットのエレメント交換により、マレーシアGPで30グリッド降格のペナルティを受ける見込みであることが分かった。
既報のとおり、ホンダはマレーシアGPで開発トークン2を使って改良した内燃エンジン(ICE)を投入することを決めた。搭載するのはアロンソのマシンのみで、金曜にテストを行った後、土曜には以前のパワーユニットに戻すものとみられている。
この際、ホンダはアロンソのICEの他に、ターボ、MGU-H、エナジーストア(バッテリー)、コントロールエレクトロニクスを交換する予定で、その場合、アロンソは30グリッド降格のペナルティを科されることになる。
現在の規則では、グリッド降格分が消化できなくても、タイムペナルティを追加されることはない。
アロンソはマレーシアでパワーユニットをアップグレードし、それによって大量グリッド降格のペナルティを受けることになるかもしれないことは以前から予想していたと述べている。
ベルギーでトラブルで予選最下位となり、パワーユニット交換によるペナルティも科されたアロンソだが、決勝では7位を獲得しており、マレーシアでも入賞を諦めていない。
「シーズン中盤以降、どこで新しいエンジンを入れるか、計画は立てていた」とアロンソが述べたとFox Sportsが伝えた。
「最初のエンジンをオーストラリアのアクシデントで失い、2戦目から2基目に入り、その後にもいくつかトラブルが起きた。だから、いずれペナルティを受けることは分かっていたんだ」
「一番いいタイミングはスパで、2番目はマレーシアだと思う。ここでは天候がレースを左右するかもしれないからね。日本はホームグランプリだから、信頼性においていい状態で臨みたい」
「ペナルティを受ける準備はできている。スパでは4周後に5位に上がっていた。何が起こるか分からないよ。入賞できるチャンスはあると考えている。最後尾スタートでも、あっという間に順位を上げることは可能だ」