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ニッサン、パリショーで『マイクラGen5』を公開。革新的かつ独創的なデザイン

2016年09月29日 19:41  AUTOSPORT web

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パリショーで世界初公開されたニッサン・マイクラGen5
日産自動車は9月29日、フランスで開催されているパリモーターショーの会場で、5代目のフルモデルチェンジとなる新型マイクラ(日本名マーチ)を公開した。

 日本でも『マーチ』として多くのユーザーに愛されているほか、世界中でコンパクトカーとして長い歴史を築いてきてマイクラ。モータースポーツでもラリーやワンメイクカップの車両として活用されてきた。

 そんなマイクラが、“革新的かつ独創的”にフルモデルチェンジすることになった。世界最大のハッチバック市場であるヨーロッパをターゲットに開発された『マイクラ Gen5』は、ボディの長さを特徴づける印象的なキャラクターライン等が目を惹くデザイン。また、ボディは歴代のモデルと比べて、低く、幅広く、そして長い室内空間となっているという。

 シャシーはキャビン内のノイズの大幅低減に注力したほか、快適な乗り心地を実現する『アクティブライドコントロール』と、アンダーステアを低減し軽快なハンドリングをサポートする『アクティブトレースコントロール』を搭載している。

 エンジンは、90馬力の0.9リッター3気筒ガソリンターボエンジンと、1.5リッターディーゼルエンジンの2タイプをラインアップ。また、73馬力の1.0リッター自然吸気ガソリンエンジンも追加予定だ。

 さらに、ヨーロッパのBセグメントで初採用となる車線逸脱防止支援システム(LDP)や、ニッサンブランド車としてはヨーロッパ初となる歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキを搭載。上級セグメントにも採用されている先進安全装備を備えるほか、ボーズとのコラボによって開発されたサウンドシステム、Apple CarPlayも使用可能な7インチフルカラーセンターディスプレイが搭載される。

「30年以上前にデビューした初代『マイクラ』の登場は、小型ハッチバックセグメントにおける革命であり、ニッサンにとって新たな歴史の幕開けだった」と語るのは、日産自動車CEOのカルロス・ゴーン。

「5代目となる『マイクラ』は、初代と同様に革新的であり、ハッチバックがお客さまに何をもたらすことができるのか、何をもたらすべきなのかという期待を高めてくれるクルマだ。新しい『マイクラ Gen5』も、自動車デザインにおけるリーダーというニッサンのポジションを確固たるものにする」

「またこのクルマは、世界中のBセグメントの中で最も台数規模が大きく、最も競争が激しい欧州の同セグメントでトップになるという私たちの意志の表れだ」

 新型『マイクラ Gen5』は、ルノー・ニッサンアライアンス戦略の一環として、フランスにあるルノーのフラン工場で生産され、2017年3月に欧州で発売予定とされている。