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マノーF1、現在のコンビ継続を希望。ウェーレインはペイドライバー参入を警戒

2016年09月29日 12:41  AUTOSPORT web

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エステバン・オコン(前)とパスカル・ウェーレイン(後)
マノーのレーシングディレクターであるデイブ・ライアンは、チームとパスカル・ウェーレイン、エステバン・オコンは2017年のF1において「良い組み合わせ」になるだろうと考えている。

 ウェーレインと、今シーズンのサマーブレイク後にマノーに加入したオコンは両者ともにメルセデスのジュニアドライバーである。ふたりを走らせる見返りとして、チームはパワーユニット供給額の大幅な減額を受けており、このコンビを継続させるために優遇措置が継続される可能性がある。

 ただしマノー加入以前はルノーでリザーブドライバーを務め、金曜フリー走行に参加した経験もあるオコンには、来季ルノーに復帰する道も残されている。ライアンは、ふたりの今後について以下のように語った。

「去就の決まっていないドライバーについては、全チームの目を気にしていなければならない。パスカルは素晴らしい若手で、どんどん強さを増している。エステバンもまた、大いなるポテンシャルを秘めている。我々も含めて、誰もが彼らとの契約を喜ぶだろう」

「適切な環境があるならば、絶対に彼らにとどまってもらいたい。我々は成長しつつあるチームで、彼らはF1のビジネスについてを勉強中のドライバーなので、現状ではお互いにとって良い組み合わせになっている。残留を望まない理由はない」

 マノーは今シーズン大幅な進歩を見せはしたものの、グリッド下位を争う状況が続いている。ウェーレインとオコンにとって、実力を証明するには難しい環境のようにも見えるが、ライアンはこう説明する。

「我々は成功しつつある、確かなチームだ。物事が進むにつれて、改善が見られている。もちろんメルセデスと対等に戦えるほどではないが、それはどのチームにとっても同じことだし、いまでは競争力もあって他のチームとは戦えている。その点で言えば、我々にも彼らの良さを引き出す機会はある。ふたりは良いファイターで、1年目の今季にトップドライバーらと戦っていることを忘れてはならない。素晴らしい仕事ぶりだ」

 一方でDTMチャンピオン保持者のウェーレインは、ペイドライバーにシートを奪われることを懸念している。現状ではウイリアムズ、ルノー、ザウバーのシートが残っており、ライアンとマノーを感心させるようなドライビングを見せているとはいえ、今後どうなるかは「誰にもわからない」とウェーレインは言う。