ルイス・ハミルトンは、チームメイトのニコ・ロズベルグとのタイトル争いにおいて、自分に再び運が戻ってくるのか、そして戻ってくるとしてもいつになるかは分からないと述べた。
ディフェンディングチャンピオンであるハミルトンは前戦シンガポールGPでロズベルグに勝利を許し、8ポイント差でランキング首位の座を明け渡すことになってしまった。
ロズベルグに開幕4連勝を許した後、ハミルトンは7レースで6勝を果たして19ポイントリードしたまま夏休みに突入していた。
今シーズン初めにロズベルグが味わった連勝には応酬できたものの、同じことが今シーズンの終わりまでにもう一度起きるかどうか確かではないようだ。
「僕らは2人とも、とても競争的だ」そうハミルトンは語る。
「彼が輝く週末もあれば、僕が輝く週末もある。僕に運が戻ってくるのか、そして戻ってくるとしたらいつになるのかは僕には分からない」
「でもまだ6レースある。できる限りのことをするだけだよ」
「よい結果を得てニコの前に立ち、そこに留まりたいね。今までに何度もそういったことは成し遂げてきたから、それがこれから先も起こらないと決めつける理由はないよ」
一方のロズベルグは自らの好調を重要視しておらず、レッドブルやフェラーリが背後に迫ってきていることを強調した。
「最近はよい走りができているし、その瞬間を楽しんでいるよ」
「でも次のレース、その次のレース、そしてその次では誰が勝つか分からない」
「レッドブルとフェラーリはどちらも僕らと猛プッシュしてきている。だからこれからは困難な週末もあるだろうね」
メルセデスの代表であるトト・ウォルフは、今季のハミルトンとロズベルグとの戦いが両者からベストを引き出していると語った。
「今年はこれまでにないくらい、彼らがお互いを新たな高みへとプッシュしている」
「我々は史上最多の21レースが行われるシーズンにおける厳しい段階に突入している。身体的にも精神的にも完全にピークを迎えているんだ」
「今は快調だが、ライバルたちに追い越されないように注意しなければならないね」