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極寒の北海で400人以上が全裸で海水浴 チャリティが目的(英)

2016年09月28日 18:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

荒れた海で泳ぐ素っ裸の人々(出典:http://www.mirror.co.uk)
昼と夜の長さがほぼ等しくなる秋分の頃に、チャリティを兼ねて全裸で海に飛び込むイベント「スキニー・ディップ(Skinny Dip)」が今月25日、イギリス北部ノーサンバーランド(Northumberland)のドルリッジ湾(Druridge Bay)にて開催された。あいにくの雨にもかかわらず、早朝の海には服を脱ぎ捨てた400人以上が集まった。

今年で5回目を迎えた「ノースイースト・スキニー・ディップ(North East Skinny Dip)」は、日の出とともに極寒の北海に全裸で飛び込むという一風変わったイベントだ。朝5時半に集い、昇りゆく太陽に向かって走ることは“夏に感謝し秋・冬の到来を祝う”といった意味が込められているという。

このイベントを主催したジャックス・ヒギンソンさんは2011年、英ウェールズで同様の催しに参加。ドルリッジ湾でも開催できないかと2012年にこの催しをスタートさせた。この日はあいにくの天候にもかかわらず、海を臨むビーチには400人以上が集まった。

ヒギンソンさんは「参加料は1人12ポンド(約1570円)で、昨年の参加者数は350人、一昨年は180人で、参加者は年々増加しています。そして5年目の今年はこれまでの最高記録を更新し、集まった金額は5,000ポンド(約66万円)にも上りました。5年間で12,000ポンド(約158万円)が集まったことになります。これらはすべて『MIND』というメンタルヘルス対策に力を入れるチャリティ団体に寄付されることになっています」と顔をほころばせる。

さらに「一度参加した人が友達を連れてまた参加してくれることが多く、人々の反応はとてもいいですよ」とコメントしている。

同イベントに参加したエレン・ヘディングリィさんは「昨年は友達に誘われて参加しました。その時はあまり乗り気ではなかったのですが、参加してみてそんな気持ちは吹っ飛びました。こんなに平和で解放的な催しはそうあるものではないですよ。今年は開催を心待ちにしてきました」と語っている。どうやら病み付きになるイベントだという。

ちなみに、これまでの全裸の海水浴参加者数の最高は786人で、2015年3月オーストラリア・パースのサウスビーチで記録されている。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)