実写映画『ハルチカ』の追加キャストが発表。あわせてティザービジュアルと特報映像が公開された。
『ハルチカ』は初野晴の青春推理小説「ハルチカ」シリーズをもとにした作品。幼なじみの高校生・ハルタとチカが校内で起こる様々な事件を解決しながら、弱小吹奏楽部のメンバーを集めてコンクール出場を目指すというあらすじで、頭脳明晰のホルン奏者・ハルタ役を佐藤勝利(Sexy Zone)、フルート初心者・チカ役を橋本環奈が演じる。
発表された追加キャストは、吹奏楽部の顧問・草壁信二郎役を演じる小出恵介。出演シーンの劇中写真もあわせて公開された。
特報映像は同作のオフィシャルサイトで公開。弱気で泣き虫のハルタ、気が強くて負けず嫌いなチカという幼馴染の2人がお互いについて語るナレーションに乗せて、2人が吹奏楽に打ち込む様子や見つめ合うシーン、背中を付け合う場面、チカを抱きしめるハルタの姿などが盛り込まれている。
ティザービジュアルでは「恋じゃない。けど――友達より、トクベツ」というキャッチコピーが確認できる。
■初野晴のコメント
高校生を題材にした小説を書くとき、ノスタルジーと成長以外の何があるのかを意識して書きます。それを踏まえたうえで、市井監督との初顔合わせのとき、「ハルタとチカと草壁先生が出ていれば何をやってもいいです。その代わり原作者と原作のファンに映画の尺に合った完全新作を見せてください」とお願いしました。
劇場版では原作になかったチカの挫折とリカバーが描かれます。そのリカバーに映画ならではの面白さが詰まっています。監督の作家性が色濃く出ているシーンも多々あり、スクリーンに登場する高校生たちは地面から数ミリ浮遊して生きていました。完全新作のハルチカ、ご期待ください。
■市井昌秀監督のコメント
原作がもつ数ある魅力的な要素から、<心に痛みを持つ人たちがそれぞれの居場所を取り戻す>という要素に焦点を当てることで登場人物を丁寧に描き、吹奏楽のもつ意味を重ねながら、オリジナルストーリーとして生まれ変わらせました。もう一つの「ハルチカ」が一人でも多くの皆様の心に届くことを切に願っております。