ドキュメンタリー映画『スラヴォイ・ジジェクの倒錯的映画ガイド2 倒錯的イデオロギー・ガイド』が、10月8日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開される。
同作は2006年に製作された映画『スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド』の続編。「映画は究極の倒錯的表現である」と主張する精神分析家で哲学者のスラヴォイ・ジジェクが、有名映画の場面を引用しながら、作中に隠されたナチズム、共産主義、資本主義、スターリニズム、民主主義、テロリズム、大量消費主義といったイデオロギーを読み解く。作中では一部の場面セットも再現されている。監督は前作に引き続いてソフィー・ファインズが務めている。
作中で引用または解説される映画は、ジョン・フォード監督『捜索者』、ロバート・ワイズ監督『サウンド・オブ・ミュージック』、市川崑監督『東京オリンピック』、ロバート・アルトマン『M★A★S★H』、スタンリー・キューブリック監督『時計仕掛けのオレンジ』『フルメタル・ジャケット』、スティーブン・スピルバーグ監督『ジョーズ』、ジョン・カーペンター監督『ゼイリブ』、フランシス・ローレンス監督『アイ・アム・レジェンド』、クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』など。