バラエティに富んだ味が発売されているポテトチップスは、日本だけではなく海外でも人気だ。しかし味付けに使われる調味料が虫の死骸というのはいただけない。このほど米オレゴン州ビーバートンで、ある女子高生が購入したポテトチップスに蟻の死骸が付着しているという出来事が起こった。『Huffington Post』などが伝えている。
エミリー・ワゴナーさんは今月13日、北米でチェーン展開している「ピタピット(Pita Pit)」ビーバートン店で、ランチと一緒に「ミスビッキーズ(Miss Vickie's)」というブランドのポテトチップスを購入した。ピタピットは「フレッシュ&ヘルシー」をキャッチフレーズにしているファストフード店である。
エミリーさんが買ったのは、シーソルト&ビネガー味のポテトチップスだ。袋を開けると黒いものが見えたので「ブラックペッパー」だと思い口に入れた。ところが食べ続けていると、次第に口の中に違和感が出てきた。そこで改めてポテトチップスをよく見てみると、なんと黒いものの正体はブラックペッパーではなく蟻の死骸だったのだ。
エミリーさんは店のマネージャーに苦情を申し立てた。しかし店側は新しいポテトチップスを1袋差し出しただけで、謝罪も一切なかったという。エミリーさんがポテトチップスと一緒に買ったランチ14ドル(約1400円)分の返金もなかった。
気分を害したエミリーさんはこの件を「最悪。ピタピットにはもう二度と行かないわ。蟻の死骸がポテチについてたんだけど、シーズニングだと思って食べちゃったわよ」とツイッターに投稿した。
するとリツイートが7,400件にも及び、ピタピットの本社からは「現在、購入店に
事実関係を確認しているところです。また問題のポテトチップスを製造しているフリトレー(Frito-Lay)社にも調査を依頼しております」という返事があった。
同社はその後、50ドル(約5000円)分のギフト券提供を申し出たが、エミリーさんは最初の店の対応があまりにも不親切だったためにこれを拒否した。
ピタピットの販売担当責任者は「今回の店側の対応がお客様の期待に沿えるものでなかったことは非常に残念です。なぜこのような事態になってしまったのか、現在調査中ですが、ピタピットはお客様の健康や安全を第一に考えております。たとえ第三者が製造したものであっても、常にハイクオリティの商品を提供できるよう心がけております」という声明を出している。
出典:https://twitter.com/eWags10
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)