筆者は女子よりもおしゃべり好きである。あまりにおしゃべりが好きなので、最近ではネット掲示板を閲覧しながら、「うんうん、分かるわ~」なんて言っている。気持ちが悪い。
さて、先日のことだ。ガールズちゃんねるで「電車で飲食する人について」なるスレッドが目に入った。本文には、「地下鉄で飲み食いする人どう思いますか? ペットボトルなど少し飲む程度は大丈夫なんですが、スタバやマックなどは正直辞めてほしいと思います」とある。
ちょっと面白そうな話題だったので、今回はちょっと、電車内での飲食について考えてみた。(文:松本ミゾレ)
電車の中で食べ始めちゃう人たちって我慢出来ないの?
まず僕の意見を書くと、電車の中で飲食をするというのは、よくないと思っている。フリスクを口に入れたりだとか、喉が痛いからのど飴を舐めるとか、ペットボトルのジュースを飲むとか、この程度ならまだ許せる。
だけど、「それはもう家でやってくれや」と言いたくなるような本格的な飲食を何度か見たことがあった。
たとえば、夏場にホカホカのマクドナルドのハンバーガーやらポテトを、混雑した車内で悠々と座席に腰掛けて食っているおっさんを見た記憶がある。
それから印象的だったのが、去年の春先の連休シーズンに、通勤ラッシュ中に大挙して押し寄せてきた、登山ウェアを着用した60代ぐらいの男女グループ。これが酷かった。「もっと奥に詰めろ」だの「優先席だから座らせて~!」だの言いながら、缶ビールを取り出して「乾杯!」をやりやがったのだ。
自分たちの行動が不謹慎であることが分からないのか。グループ数人で気が強くなっているから平気なのか。どっちでもいいんだけど、モラルのない爺さん婆さんを見るのが辛かった。
車内でハンバーガー、咀嚼音が嫌だという人も
本題に戻って、「電車で飲食する人について」というスレッドに寄せられた意見の中から、目に留まったものをご紹介していきたい。
「マックはにおいが充満するから勘弁してほしい」
「うん、やめてほしい。傾けた時に、こぼれるものは基本的にナシだと思う」
「品がないよね。飲み物とか飴とかキャラメルとかさ、一度口に含めばしばらくは持つと言うのは良いけどさ」
「こないだ電車でビッグマック食べてる人がいたんだけどめっちゃ食べ方汚かった。クチャクチャクチャクチャ。みんな別の車両に逃げてた。私も逃げた」
と、このような具合に、電車内での飲食に対しては、否定的な意見が目立っている。特ににおいが嫌、という声が多いようだ。在来線でやられたら溜まったものでない。
そもそも、引用したコメントにもあるが、電車内でお腹が空いて我慢できなくなって、食堂でもないのに飲食するなんて、やっぱり下品に見えるものだ。
大体、なんだって電車の中、それも混雑しているような状況でも、平気で飲食できるのか。これがもうさっぱり分からない。「空腹に耐えかねて食べるのだ」という意見もあるかもしれないけど、そんなの知るかという話だ。
空腹にならないように電車に乗る前に食事をすればいいだけの話だし、もしもそれでも足りなかったという場合も、単純に降りてから食べればいい。そのぐらいの我慢を、どうしてできないんだろうか。
不快に感じていても文句を言えない人だっている。そして公共の交通機関というものは、みんなが気持ちよく利用するなんて当たり前のルールである。
狭い車内のこと。電車の中にどこの誰かも知らない赤の他人の、貪り食う咀嚼音やら食べ物のにおいやらが漂ってごらんなさい。気分が悪くなるに決まっているのだ。
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