フェラーリがサポートする18歳のドライバー、シャルル・ルクレールがハースからマレーシアGPのFP1で走行する予定をキャンセルした。現在参戦するGP3のスケジュールに関係する変更だ。
今年GP3に参戦しながらハースの開発ドライバーを務めるルクレールは、イギリスGPでF1フリープラクティスデビューを果たした。その後、ハンガリー、ドイツでもFP1で走っている。
今季中の予定としては、マレーシアとブラジルでも走行することになっていたが、GP3のスケジュールがマレーシア戦では通常とは異なり、プラクティスが木曜、予選が金曜午後に行われることになったため、F1のプラクティス走行を断念することになった。
ルクレールは、GP3において残り2戦の段階でチャンピオンシップをリードしている。F1スーパーライセンスの資格を得るためには、タイトルを獲得する必要がある。F1では今後、ブラジルとアブダビでFP1に参加する予定だ。
ルクレールはハースの2017年レギュラードライバー候補のひとりと推測されているが、今年デビューしたばかりのチームとしては、18歳のルーキーを走らせるよりは経験あるドライバーを走らせるか、今季のラインアップを維持する方が理にかなっているとの見方もある。
ハースは2017年のドライバーラインアップの発表はヨーロッパラウンドの後になると以前から述べており、今も意向を明らかにしていない。ロマン・グロージャンは契約を延長する見込みだが、エステバン・グティエレスの残留は未定だ。