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Honda MotoGP第14戦アラゴンGP Moto2クラス予選日レポート

2016年09月25日 16:51  AUTOSPORT web

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第14戦アラゴンGP Moto2 予選トップ3
2016.09.24 ロードレース世界選手権 第14戦 アラゴンGP 予選

[Moto2] ロースがポールポジションを獲得。2番手はマルケス、3番手に中上とフロントローに並ぶ

2016年9月24日(土)・予選
会場:モーターランド・アラゴン
天候:晴れ
気温:26℃
コースコンディション:ドライ

Moto2 レポート
Moto2クラスは厳しい戦いとなりました。PPを獲得したのはサム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)。そのロースから1秒差に14台という接戦となりました。

初日に比べて気温、路面温度が高くなり、タイヤにもライダーにも厳しい戦いとなりましたが、初日から好調だったロースが今季5度目のPPを獲得しました。2番手にはアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Mark VDS)で、わずか0.054秒差。第11戦チェコGP以来となる今季2度目のフロントローを獲得からスタートとなるので、Moto2クラスでの初表彰台に期待が膨らみます。

初日トップタイムの中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、僅差で3番手。今季2度目のPP獲得は果たせませんでしたが、決勝では表彰台争いが期待されます。次戦日本GPを視野に、イギリス、サンマリノに続く3戦連続表彰台と今季2勝目に気合を入れています。

4番手には今季2勝目を狙うジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)、5番手に総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)、前戦サンマリノGPで初優勝を達成して上り調子のロレンソ・バルダッサーリ(Foward Team)と続いています。総合3位のトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)は8番手、ポイント3点差でザルコを追う総合2位のアレックス・リンス(paginas Amarillas HP 40)が13番手とトップから1秒差以内につけて追い上げのレースに挑みます。

ワイルドカードで出場を果たしている長島哲太(Ajo Motorsport Academy)は21番手でした。


Moto2 コメント
サム・ロース(Moto2 ポールポジション)
「午前中に使ったタイヤで予選をスタートしました。そして1分53秒台でたくさん周回することができました。レースウイークを通して一生懸命がんばってきました。明日もいいペースを維持できるような気がしますし、ほかのライダーたちはこのリズムで21周を走れないと思います。明日のウォームアップでさらにセットアップを進めたいです。そしてレースでプッシュしたいと思います」

アレックス・マルケス(Moto2 2番手)
「2度目のフロントロー獲得となり、とてもうれしいです。予選ではユーズドタイヤで走り出して、いい走りができました。それで自信がつき新品タイヤでアタックしたら、ポールポジション争いをすることができました。ロースにチャレンジしてポールポジションを狙いましたが、最後のコーナーの出口で少しパワーが失われ、タイムをロスしました。ホームのファンの前でフロントローを獲得できてとてもうれしいです。今日の彼らのサポートは最高でした。明日の決勝では、Moto2クラスで初めての表彰台に立って、ファンの応援に応えたいです。これほどのサポートはここ以外ではないので、トップ3に入れるよう全力でがんばります」

中上貴晶(Moto2 3番手)
「ポールポジション争いをしたかったのですが、わずかに届かず、残念ながら3番手でした。でもフロントローに並べたのでよかったです。前の2人は1分53秒2を出しましたが、今日のマシンの状態では、僕にはそのタイムは厳しかったです。でもアベレージでは前の2人といい勝負ができると思うので、明日の決勝では最低でも表彰台、そして優勝を目指してがんばります。今日のようなコンディションになったら、フロントタイヤに相当厳しいレースになると思います。明日は天候が変わりそうなので、ちょと未知数の戦いになりますが、周囲のペースを見て、落ち着いて頭を使って走りきりたいです」

長島哲太(Moto2 21番手)
「昨日からなにも変えずにフリー走行、予選と走り込みました。だんだん、いい感じで走れるようになりました。最後のアタックでクリアラップが取れていれば、17番手ぐらいはいけたと思っています。14年のシーズンに比べたら、マシンの状態がいいのはもちろんですが、自分自身の成長も感じました。昨日今日と走ってみて、スローコーナーでちょっと遅れていますが、あとのパートではついていけるので、明日はいい集団にしっかりついていきたいです。完走、そしてポイントを獲得したいです。とにかく、次の日本GPにつながる内容でレースを終えたいです」