ハンガリーで開催されているドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)。24日に行われた第15戦は、予選からアウディが上位を独占し、ポールポジションを獲得したエドアルド・モルタラ(アウディR5 RS DTM)が連勝を飾った。
ハンガロリンクでの予選はメーカーの差が大きくでることとなった。ポールポジションを獲得したのは、ランキング2位のモルタラ。ジェイミー・グリーン、ミゲル・モリーナが続き8番手までをアウディが独占する。メルセデス勢はフェリックス・ロゼンクビストが9番手に入るも、BMW勢が10番手から15番手まで続き苦戦を強いられる。
40分+1周で争われる土曜日のレース。ホールショットを決めたモルタラがレースをリード。ランキング3位のロバート・ウィケンス(メルセデスAMG C63 DTM)は17番手スタートから猛追を見せ、3周目で10番手まで浮上する。ランキングトップのマルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)も7番手まで浮上しアウディ勢を追いかける。
モルタラはグリーンと争いながらトップをキープ。モリーナ、マイク・ロッケンフェラー、エイドリアン・タンベイ、ニコ・ミュラーとアウディ勢が続き、ウィットマンが6番手でレース半分を折り返す。
グリーンはモルタラに1秒差でついていくもトップを脅かすまでにはいたらず、モルタラが2連勝を飾った。2位にグリーン、3位にモリーナが続き、アウディ勢がトップ6を独占する結果となった。
「もちろん、僕たちはこの結果にとても満足しているよ。日曜日のレースも勝てることを願っているね」とモルタラはコメントしている。
今季4勝目を挙げたモルタラは25ポイントを追加し162ポイントとなり、ランキングトップのウィットマンは7位で6ポイントを追加し176ポイント。ふたりの差は14ポイントに縮まった。2位に入ったグリーンは、ウィケンスを交わしシリーズ3位に浮上。しかし、137ポイントと上位との差は開いている。