24日、スポーツランドSUGOで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の公式予選。Q1~Q3を終えて、予選トップ3ドライバーがセッションを振り返り、決勝への展望を語った。
●関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL):公式予選ポールポジション
金曜日の走り出しから調子が良い。昨日は(ジョアオ・パオロ・デ・)オリベイラ選手と同じセットで速く走ることができました。
僕たちはデータロガーでお互いの走りをチェックできるので、昨日はオリベイラ選手に“勉強”させてあげました(笑)。
そうしたら、今日のフリー走行ではオリベイラ選手が同じタイヤを履いてもコンマ5秒速く、今度は僕が勉強させてもらいました。その成果を予選で出すことができましたね。お互いに切磋琢磨できている状況です。
このSUGOは(ポール・トゥ・ウィンを決めた)もてぎと同様、抜きづらいサーキット。スタートと1周目がレースの8割~9割を占めると思っています。
(予選2番手の中嶋)一貴選手は毎回スタートを決めてくるので、ぼくは普通にスタートを切って(一貴に)並ばれながら1コーナーへ。そこでアウト側から被せていって、トップで1コーナーを抜けるというシミュレーションをしていますよ。
●中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S):公式予選2番手(ペナルティで1グリッド降格)
僕たちも昨日から調子は悪くなく、今朝も手応えは充分でした。ただ、全体的にうまくまとめられない流れが続いていて、Q1もそのような状態でした。
Q2ではトラフィックもなく非常にいいアタックができたので、自信を持ってQ3に臨むことができましたね。
ただ、(関口)雄飛も速かったので、すべて出し切らないとポールは取れないかなと思っていましたけど、少し届きませんでした。
それでもフロントロウからのスタートですから、自分が思い描いていたとおりにレースができると思います。
去年はスタートで前に出ましたが、そのあと交わされてしまいました。チャンピオンシップを考えても、去年のSUGO戦は痛いレースだったので、今年はいい意味でターニングポイントになるようなレースがしたいと思います。
●野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING):公式予選3番手
昨日から各チームがどういったタイヤを使っているのか分からない状況でセッションを進めなければなりませんでしたから、自分たちがどういったポジションに居るのか分かりづらかったですね。
現状のセットアップのままで良いのか、少し変更を加えるべきなのか、このあたりの判断が難しかったですけれど、コンマ1秒でも改善していこうという考えのもと、アジャストを繰り返しました。
このコースはスタートがとても重要ですし、最近のスーパーフォーミュラは本当に接戦が繰り広げられます。今まで以上に“運”も必要で、すべてが揃わないと勝てません。今日は、すべての流れが僕の方に来るよう祈りながら寝ようと思います(笑)。