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Honda MotoGP第14戦アラゴンGP Moto3クラス初日レポート

2016年09月24日 16:31  AUTOSPORT web

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尾野弘樹
2016.09.23 ロードレース世界選手権 第14戦 アラゴンGP フリー走行

[Moto3] ディ・ジャンアントニオが4番手、ナバロが5番手で初日を終える

2016年9月23日(金)・フリー走行
会場:モーターランド・アラゴン
天候:曇り、ときどき晴れ
気温:26℃
コースコンディション:ドライ

Moto3 レポート
Moto3クラスは、トップから1秒差に15台という大接戦となりました。Honda勢は、総合7位につけるファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Gresini Racing Moto3)が4番手、総合3位のホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が5番手、ヤコブ・コーンフェール(Drive M7 SIC Racing Team)が10番手、エネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が11番手、ジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)が13番手、尾野弘樹(HONDA TEAM ASIA)が14番手と、6台のHonda勢がトップから1秒差以内につけました。

Honda勢トップで初日を終えたディ・ジャンアントニオの走りは、まだまだ改善の余地が残っているだけに、2日目のタイム短縮とポジションアップが期待されます。今年は表彰台に2度立つも、ベストグリッドは第11戦チェコGPの4位。今大会は初のフロントローを狙います。

昨年、このサーキットで2位になり、初表彰台を獲得したナバロが、5番手につけました。1回目のセッションではトップタイム。午後は大接戦の中で5番手でしたが、シーズン中盤戦に入って思うような結果を残せていないだけに、得意のサーキットでの巻き返しに闘志を燃やしています。

総合2位のバスティアニーニは、クリアラップが取れず11番手でしたが、土曜日の予選では、今季3度目のポールポジションを狙います。前戦サンマリノGPを9位でフィニッシュした尾野弘樹(Honda Team Asia)は、第2戦アルゼンチンGP、第6戦イタリアGPの6位をしのぐベストリザルト獲得に闘志を燃やしています。ルーキーで今季2勝を挙げているカイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)は20番手でした。


Moto3 コメント
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 4番手)
「1回目のセッションはとても順調でした。いつも通り、同じタイヤで周回を重ねました。最後のアタックは、コースの限界を超えてしまい、タイムが削除されたと思ったのでアタックを中止しました。そのためポジションは21番手でした。しかし、セットアップは順調で、2回目のセッションも気持ちよく走れました。ラップタイムも着実によくなり、ベストラップもまずまずでした。まだよくなると思うパートもあるので、明日がとても楽しみです。課題は高速コーナーでのリアのグリップが不足することです。明日は、この部分の改善に焦点を絞ってセットアップを進めたいです」

ホルヘ・ナバロ(Moto3 5番手)
「1回目のセッションは、とてもフィーリングがよくて快適に走ることができました。午後もフィーリングがよく、よい走りができそうでしたが、ブレーキングの改善につとめました。その後、ニュータイヤを装着してコースインしたのですが、コース上が渋滞していてクリアラップを取れず、完ぺきなアタックができませんでした。明日の予選、あさっての決勝は、地元ファンの期待に応えたいです」

エネア・バスティアニーニ(Moto3 11番手)
「午前中は路面のグリップがあまりよくありませんでしたが、3番手とまずまずのスタートを切ることができました。午後は、ユーズドタイヤでいいタイムをマークすることができました。アベレージではやや苦戦していますが、今日の内容には満足しています。セッション終盤にニュータイヤを入れたのですが、コース上が渋滞していて、クリアラップが取れず、チェッカーが振られる一周前にピットに戻りました。最後にしっかりアタックしたかったので、残念でした。しかし、状態はいいので、今日の内容には満足しています」

尾野弘樹(Moto3 14番手)
「14位という結果はあまりよくありませんが、前回のサンマリノGPと同じで、初日にセットアップを進めることができました。課題はリアで、明日はこの部分を改善していきたいです。ここは走り慣れているコースで、得意なサーキットです。まだ自己ベストには届いていません。ここはコンディションによってタイムが大きく変わりますが、明日はFIM CEVレプソルインターナショナル選手権でマークした、自己ベストの更新を目指したいです」