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【SF第6戦SUGO】関口が最終アタックで逆転。今季2度目のポール獲得

2016年09月24日 15:01  AUTOSPORT web

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今季2度目のポールポジションを獲得した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
24日、スポーツランドSUGOで全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の公式予選が行われ、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。午前中のフリー走行で速さを見せた小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)はピットロードで接触というアクシデントがあり、Q1で敗退している。

■Q1
 セッション開始と同時に全車コースイン。まずは1セット目のタイヤで各車がタイムアタックを行うが、ここで1分6秒366で暫定トップタイムをマークしたのはアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)。以下、ストフェル・バンドーン、野尻智紀のDOCOMO TEAM DANDELION RACING勢が2番手、3番手に並んでいく。

 この時点のノックアウトゾーンには中山雄一(KCMG)、アタックラップに馬の背でコースオフを喫した国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、塚越広大(REAL RACING)、ウィリアム・ブラー(KONDO RACING)の5名。しかし、15番手の中山と14番手につけた可夢偉との差はわずか0.064秒差と僅差となっていた。

 残り7分を切ったところで、各車が2回目のアタックに向かうが、ここで可夢偉と山本尚貴(TEAM 無限)がピットロード上で接触。可夢偉は山本のフロントウイングに乗り上げてしまい、メカニックらの手で動かされるまで数分を要してしまった。

 動ける状態となると、ノックアウトゾーンぎりぎりのポジションにいた可夢偉はそのままコースイン。一方、山本は一度ピットへ戻りフロントウイングを交換。残り3分を切ってコースインしたものの、アタックすることなくピットへ戻り、予選最下位となってしまった。

 Q1結果は、最後のアタックで関口が1分5秒586でトップ奪取。バンドーンが2番手につけ、3番手には小暮卓史(DRAGO CORSE)が入った。

 以下、中山、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、中嶋大祐、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、野尻、ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)、ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS)、ロッテラー、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、塚越と続き、ここまでがQ2へ進出している。

 アクシデントに見舞われた可夢偉は最後のアタックでタイムを更新したものの、Q2進出には届かず15番手。ブラー、ポイントリーダーの国本、伊沢拓也(REAL RACING)もQ1で敗退している。

■Q2
 Q2は計測3~4周目に各車がアタック。まずはオリベイラが1分5秒692でトップに立つが、すぐさま一貴が5秒546で逆転した。次の周には関口がセクター1、2で全体ベストを叩き出すが、コース後半でわずかに失速し1分5秒617で2番手に。以下、中山、野尻、大祐、バンドーン、ロシターがQ3進出を決めた。

 ロッテラー、石浦は1分5秒台に突入したものの、9番手、10番手。バゲット、塚越、小暮、カーティケヤンがノックアウトとなった。小暮はQ1では3番手につけていたが、Q2では1コーナーでコースオフがありタイムを伸ばせず。13番手に留まった。

■Q3
 Q3に進出した8台のうち、一貴と大祐が少しずつタイミングをずらしてコースイン。計測3周目に各車がアタックに入っていく。まずはオリベイラが最初にコントロールラインを通過し、1分5秒732をマーク。これがターゲットタイムとなる。

 続いてアタックしたバンドーンは1分5秒598でオリベイラを逆転。さらに野尻が1分5秒506でバンドーンを上回ってみせた。タイミングをずらした中嶋大祐がここでアタックし、野尻のわずか0.038秒差の2番手に。

 翌周、最後のアタックでオリベイラが自己ベストを更新するも4番手。しかし、続いてアタックしていたチームメイトの関口は1分5秒398で一気にトップに躍り出る。関口の後でコントロールラインを通過した一貴はわずか0.018秒及ばず2番手。これで関口の今季2度目となるポールポジション獲得が決定した。

 2番手には一貴が続き、トヨタエンジン勢がワン・ツー。ホンダエンジン勢最上位の3番手に野尻が続いたが、一貴には予選セッション中、ピットアウト時の安全確認違反があったとして1グリッド降格の処分が下されている。

 明日25日(日)は9時30分からフリー走行が行われた後、15時15分から決勝レースが行われる。