エステバン・グティエレスは、ハースでの初ポイント獲得を逃し続けていることにウンザリしていると語っている。彼は先週末のシンガポールGPで今シーズン5度目となる11位でのフィニッシュだった。
チームメイトのロマン・グロージャンが28ポイントを獲得している一方で、グティエレスはシーズン序盤のメカニカルトラブルやスタートの失敗、そして不運のアクシデントなどでポイント獲得のチャンスを逃しルづけている。
とは言うものの、チームの成績が低迷し始めてからグティエレス自身の調子は特に予選では上向いており、レースでは直近5戦を13位、11位、12位、13位、そして11位で終えている。
「11位でゴールするのはもうウンザリなんだ」と、来季のシート確保に自信を覗かせるグティエレス。しかし、まだシートは確約されていない。
「この状況でどれだけのポイントを稼げるかは分からないけど、でも、この安定した成績からして僕らが入賞に近いところにいるというのは分かるだろう」
「戦い続けて、モチベーションを保ち続けなきゃいけない。シンガポールではアップデートパーツをあまり機能させられなかったから、次はそのパフォーマンスを引き出すことに焦点を当てるようにするよ」
「マレーシアでは今回のアップデートをさらに引き出せるように準備したいね」
またもポイントを逃したものの、チーム代表であるギュンター・シュタイナーはシンガポールGPでのグティエレスのパフォーマンスに安堵しているようだ。
「エステバンはよい週末を送った。要求通りのことをしてくれた。彼はまたもや11位でフィニッシュしたが、他に何かできたかい?」
「5度の11位フィニッシュだ。安定感があるよ」
グティエレスは今季序盤の困難の後、自信を取り戻し、再びレースを楽しみだしたようだ。
「レースごとに強さを増し、走りの感触がよくなり、そしてさらに楽しめているんだ。チーム内でのコミュニケーションは良くなったし、スタッフは懸命に働いているから彼らのことを誇りに思っているよ」
「チーム全員が全員のために努力しているんだ」