BMW M4 DTMを駆りDTMドイツツーリングカー選手権に参戦していたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが、2016年シーズン限りでDTMから退き、2017年からフォーミュラEに集中すると明らかにした。
長年レッドブルのサポートを受けていたダ・コスタは、2014年のF1シートをめぐりダニール・クビアトと争ったが、最終的にF1のシートは得られず、14年からBMWのシートを得てDTMに参戦を開始していた。
しかし、ハンガロリンク戦でダ・コスタは16年限りでDTMから退き、14年後半にスタートした頃から参戦を続けていたフォーミュラEに集中すると明らかにした。ダ・コスタはMSアムリン・アンドレッティからFEに参戦しているが、チームはBMWとの関係を築いており、ダ・コスタは引き続き“BMWドライバー”として契約を続けることになる。
「最高に競争が激しくて、多くのスキルを求められるDTMというレースに、BMWから3年間に渡って参戦できたことを本当に嬉しく思っているよ」とダ・コスタ。
「DTMではたくさんのいい思い出がある。ポールポジションも獲ったし、レースで勝利も飾った。チームメイトとの仕事も楽しかったよね。でも、DTMはフルシーズンで集中する必要があるんだ。だから、フォーミュラEに自分の力を集中させることにしたんだ」
「BMWの未来に向けたプロジェクトの一員になることができて嬉しいよ。今までと同じように、多くの自分の時間を費やすつもりだ」