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リカルド「タイヤが終わっていた」ロズベルグを猛追もタイヤに泣く

2016年09月24日 09:11  AUTOSPORT web

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タイヤが終わっていた、とリカルド
ダニエル・リカルドは“タイヤが終わっていた”ために2年連続でシンガポールGPでの勝利を逃したとレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが語った。

 リカルドは残り13周で迎えた最後のピットストップでスーパーソフトタイヤに交換した。25.449秒先にいた首位のロズベルグは古いタイヤで走っていたものの、リカルドの猛追によりピットストップで逆転される可能性があったため、交換できなかった。

 残り5周というところでリカルドはロズベルグに5.2秒というところまで迫り、最終的にはその0.448秒後ろでゴールした。

 これ以上のことはできなかったのかと尋ねられたホーナーは「いや、そうは思わない」と答えた。

「ニコはシンガポールの週末とても強かった。予選では我々にとっては速すぎたし、レースではできる限りを尽くした(がどうにもできなかった)」

「おそらく皆の関心は我々ではなくニコに向くだろうね。でも我々も土壇場で関心をひけたと思うよ。最後のストップ後のダニエルはとても強かったし、ピットストップも速かったからね」

「だけどダニエルは最終スティントの序盤でタイヤを当ててしまったんだ。そこからレースの終わりにかけてタイヤが徐々にダメになってしまったよ」

「およそ2時間のレースなのに0.5秒差でゴールするなんて素晴らしいことさ。十分な結果ではないけどね」



 リカルドはタイヤが終わっていたことを認め、今シーズン4度目、直近4レースでは実に3度目となる2位フィニッシュを余儀なくされた。

 レース前には特性上このマリーナ・ベイ・サーキットがレッドブルに最も合ったコースであるため、リカルドに勝利の期待がかかっていた。



 ホーナーは、スペインGPでのマックス・フェルスタッペンの勝利の後、レッドブルが今年さらなる勝利を収めるためには何か特別なことが起きる必要があると認めた。

「我々はメルセデスまで約0.5秒というところまで、しかもフェアなバトルの中で迫れた」

「今のところ、残り6レースでもチャンスがあると思う。しかし、メルセデスは天候やレースの状況、それにタイヤのデグラデーションの要素など、あらゆるサーキットでとても強いんだ」