スバルは23日、10月8~9日にアメリカ・ロサンゼルスで開催されるグローバルラリークロス選手権(GRC)最終ラウンドに、新井敏弘がスポット参戦すると発表した。新井はスバルオブアメリカとスバルテクニカインターナショナル(STI)がサポートするスバルラリーチームUSAからの参戦となる。
北米を中心に開催されているGRCはサーキットレース、オフロードレース、ラリーの要素をあわせ持つラリークロス選手権のひとつ。20メートルを超えるジャンピングスポットもあるコースで、マシンが激しくぶつかり合いながらバトルを繰り広げる点が魅力のひとつ。
スバルは以前から、同シリーズに参戦しているほか、今年はアメリカン・ホンダ・モーターが2016年型シビック・クーペをベースとした『シビック・レッドブルGRC』を投入するなど、日本メーカーもしのぎを削っているカテゴリーだ。
そんなGRCの最終戦、ダブルヘッダーで行われるロサンゼルスラウンドに世界ラリー選手権(WRC)への参戦経験があり、プロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)や全日本ラリー選手権(JRC)でタイトルも獲得している新井がスポット参戦することとなった。使用するマシンはスバルWRX STIラリークロスカーとなる。
参戦に際し、新井は「GRCは以前から注目していたレースで、とても楽しみにしています」とコメントしている。
「今回、スバルラリーチームUSAのドライバーとして、600馬力のエンジンを搭載するWRX STIラリークロスカーで参戦できることを非常に嬉しく思っています」
スバルラリーチームUSAは新井のほか、デビッド・ヒギンズ、クリス・アトキンソンの3台体制でシリーズ最終戦に挑む。