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ウィル・スミス&監督、『スーサイド・スクワッド』アクション演出の裏側を明かす

2016年09月22日 22:51  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC

 アメコミ原作映画『スーサイド・スクワッド』より、監督のデヴィッド・エアーが劇中のアクションを解説するコメントが公開された。


参考:アンチ・ヒーローたちの下克上!? アメコミ映画の新局面を切りひらいた『スーサイド・スクワッド』


 本作は、スーパーヒーローの手によって監獄に収容されたヴィラン(悪役)たちが、地球を救うために立ち上がるアクションエンターテイメント。監督は、『フューリー』や『サボタージュ』の監督を務めたデヴィッド・エアーが務めている。


 アメリカ海軍に入隊した経験を持つデヴィッド・エアーは、本作のアクションにもリアリティを求めたと語る。「現実に根づいた世界を観客に見せたい」と掲げ、劇中のアクションを“ほぼススタントなし”でキャストたちに演技させた。さらに、「僕にとって、実際にスタントができる俳優たちで撮影にのぞむことがとても重要なのです」と語る監督は、撮影前にブートキャンプを行うことで知られている。


 本作でも約5週間におよぶトレーニングを実施し、ファイトシーン、マーシャルアーツ、射撃のレクチャーで、キャストたちを“スタントなし”でアクションできるまでに鍛え上げた。撮影セットにはジムが設置され、撮影が始まってもなお、1日3回のトレーニングをキャスト・スタッフ総勢35~45人で行ったという。また、ブートキャンプでは、作品自体には何ら関係のない“監督とキャストたちがお互いの人生について語り合う時間”が設けられ、絆を深めたそうだ。その演出術にはウィル・スミスも、「僕にとってとても強烈な指導で、レッスン料を払ってもいいぐらいだった」とコメントしている。


 さらにウィル・スミスは、「僕は、デヴィッドと一度会っただけで『俳優を大事にしてくれる監督だ』という、“第六感”を感じた。“俳優こそ映画の心であり、精神だ”と考えているように思えたんだ」と出演理由が監督の魅力であることを明かしている。当初悩んでいた役作りについては、「デヴィッドのリサーチはとてもすごい。デッドショットが映画の中でやっているようなことも、実話を参考に教えてくれるんだ。そうした彼とのやりとりで答えは見つかっていったよ」と振り返った。(リアルサウンド編集部)