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英ウィリアム王子、救急ヘリパイロットの仕事でトラウマ経験も

2016年09月22日 15:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

救急ヘリパイロットとして働くウィリアム王子(出典:https://www.instagram.com/kensingtonroyal)
英王室のメンバーとして公務をこなしつつ、救急ヘリコプターのパイロットとしても勤務しているウィリアム王子。そんな王子は他のクルーと共に事故や火事の現場などに急行、患者を搬送する仕事をしているが、時には悲惨な状況を目にして激しい衝撃を受けることもあるそうだ。そんな時に何より役立つのは、共に働くクルーとしっかり話し合い胸中を晒し合うことだという。

このほどウィリアム王子がBBCのドキュメンタリー『Future』に登場。そこで救急ヘリコプターのパイロットとしての仕事の厳しさを、こう明かした。

「非常に悲しく、暗い瞬間に立ち会うこともあります。」
「そういうことについては、同僚達としっかり話し合うようにしています。それが一番良い(トラウマの)対処法になりますから。でも(そういう状況は)辛いですよ…かなり困難だと思うこともあります。」

しかしウィリアム王子はこの仕事に生きがいややりがいを感じており、職場環境も申し分ないと思っているという。

「ええ、ヘリのヘルメットをかぶり、乗り込んで空を飛ぶ―僕はチームの一員なのです。」
「ここに毎日来るのを、楽しみにしているんですよ。」

またウィリアム王子はBBC『Future』のウェブサイトの取材に応じ「僕はチーム内で重要なメンバーになりたいと思っています」「大切な仕事をこなし、自分も貢献できたのだと実感したいのです」とも語っている。

そんなウィリアム王子は一般人クルーに溶け込んでおり、職場でのニックネームはなんとアメリカ人ラッパーのwill.i.amにちなみ「ウィル・アイ・アム」。その名は職場のマグカップにしっかりと印字されているのだそう。普段は同僚達と訓練などに励むほか少々失礼なジョークまで交わすといい、そういうやり取りから互いの性格を熟知し、うまくチームとしての仕事をこなしているという。

なお王子についてはパイロットとしての勤務時間が短いという批判も噴出したが、王子はパイロットとしての任務のほか、通常の公務やチャリティ活動にも積極的に取り組んでおり、国民のために多くの時間を費やし働いている。

出典:https://www.instagram.com/kensingtonroyal
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)